新刊紹介☆山下悦夫さん(昼間部・84歳)小説『海の挽歌』
山下悦夫さんは奈良市在住で毎週、昼間部へ通ってこられています。本科の佐久間クラスを経て、10月からは専科の高畠クラスへ進まれます。
中編小説『海の挽歌』(私家版)は四章からなり、大きな活字で、A5判・2段組・152ページ。
いただいた本のなかに挟まれていた“あいさつ文”を、以下に抜粋して紹介します――――
「この作品は、平成26年秋より1年間、大阪文学学校本科佐久間クラスにおいて、佐久間チューターを始めクラス皆様のご指導を得て纏めたものでございます。
内容は、幼い日に憧れを育てた船に、細い糸が繋がってその乗組員となった男が、憧れと現実との乖離に悩み、自ら船を捨てるまでの心の相克を描いてみたものでございます」
「85歳を目の前にし『日暮れて道なお遠し』の感しきりではございますが、頭と腕の許す限り海を題材としたものを書き続ける所存でありますので、引き続いてのご指導を賜りますよう、お願い申し上げます」
(小原)