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12/7(土)京都・嵐山での共演“白井朝香さんのシタ-演奏/文校夜間部の松本チューターおよびクラス生8名による自作詩朗読”の模様を、月川奈緒さんがレポートしてくれました。

●【月川奈緒さん(夜・松本クラス生)のレポート】●

12月7日(土)の午後、紅葉が見頃の京都・嵐山で、冬の晴天のもと満開の薔薇が咲くカフェ「ラビアンローズ」で『祈りの楽器 シタ―と紡ぐ音楽と文学と』が開催されました。この催しで、フランスの琴と呼ばれ古くから教会の祈りの伴奏楽器として伝えられてきた、120本あまりの弦を張る楽器・シタ―と、詩・エッセイクラスの松本衆司チューターと学生8名による詩の朗読が共演しました。
シタ―奏者の白井朝香さんは広島在住で、シタ―の音色と共に広島から平和の想いを伝える活動をされています。詩と音楽の生み出す「澄み切った共感のひとときへ」人々をいざなうという松本チューターの願いに共鳴され、今回の企画が実現しました。
色とりどりの薔薇が飾られた会場は満席となりました。
前半は薔薇をテーマにした曲のシタ―演奏と、シタ―を伴奏に松本クラスのメンバーが自作の詩を朗読しました。
薔薇のスイーツ3種とローズ―ティーによる休憩を挟んだあと、後半は平和をテーマに、白井さんのお話とシタ―演奏、今回白井さんを紹介された浅井歌音さんによる詩が朗読されました。最後は松本チューターのお話と、自らの原点と言われる詩をはじめとした3編をシタ―の音色にのせて朗読されました。
薔薇の香り漂う空間で、美しく響くシタ―の優しい音色と、個性あふれた詩篇の朗読が醸し出す時間に、集まった人々は酔いしれているかのようでした。
シタ―と詩の朗読の共演により、それぞれの魅力を倍増して伝えることのできた素晴らしい会となりました。
出演した松本クラスのメンバーにとっても、皆で協力して作り上げた、心温まる貴重な経験となりました。

●【月川さん提供の写真3枚――キャプションは月川さんから話を聞いて小原が入れました】●


共演“シタ-演奏/詩朗読”の会場は、バラ園の中のカフェー≪ラビアンローズ≫。バラ栽培家として著書も持つ月川さんの父親・亀山寧<やすし>さんは94歳であるが、60年以上、日々丹精込めて薔薇を育てている。イベントのこの日に満開になるように手入れしてきた、とあいさつされた。】


【中央が、大阪文学学校夜間部/詩・エッセイクラス(木曜)の松本衆司チューター。右端でこちら向きが、広島在住のヴァイオリン&シタ-奏者である白井朝香さん】


【会場は40人余りと満杯――キャンセル待ちの4名は来場できなかった。いつもクラスゼミにZoomで参加している2人、中本さんは愛知から、あおきさんは長野から駆けつけた。また、20年(?)ほど前に松本クラス生だった女性3名の姿も。写真中央が、月川さん(左)と白井さん(右)】