文校ブログ

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■【文校教室】公開/昼・詩入門講座[担当;近藤久也さん]に15名参加。愛知の夜間部生・中本さんも■【読売新聞大阪本社】朝井まかてさんがゲストの“読書サロン”に文校関係者が20名近く参加。事務局の小原も。

■午後3時から5時45分まで、公開/昼・詩入門講座(秋期最後・3回目)がおこなわれました。作品提出13名中12名出席。参加者15名のうち、一般2名。
講座の初めに近藤講師<4月からは昼間部/詩・エッセイクラスも担当>から、村野四郎の詩「鹿」「棒高飛」について、10分ほど話がありました。
その後近藤講師は、事前にプリントを配布してあった提出作品13編について1編ずつ懇切で鋭い批評をくわえていきました。
恒例となっている“私がいいと思った作品”として2編の発表もありました。提出13編の中から選ばれたのは―――◇朽葉充「宝石」 ◇名倉弓子「朝の風景」。来期、朽葉さんは昼間部・近藤クラスへ、名倉さんは昼間部・小説・金曜日クラスのチューターへ。

■文校から3つ目のメトロ駅「南森町」近くの読売新聞本社ビルの地下1階ギャラリーで、朝井まかてさん<直木賞作家/文校修了生>の“よみうり読書サロン”がありました。午後2時から3時30分過ぎまで。その後、朝井さんの著作の購入者を対象としたサイン会がありました。
ぼくも、午後1時30分に文校を抜け出し行ってきました。マスクをしている人が多く、しっかりとは確認できませんでしたが、全参加者80中、文校在校生やOBが20名近くいたのではないでしょうか。今日・土曜日のクラスゼミを1時間繰り上げてもらって参加できた大西クラスの若い女性二人、昼・火曜・佐伯クラスの男女3人など・・・・・・。
朝井さんは読売新聞記者の問いかけに答えるかたちで、1/31読売新聞<朝刊>に掲載されていた、書き下ろしの掌編「約束」(9枚)に込めた想いを語りました。さらに、今までの著作約20冊を網羅しながら、それぞれの作品世界を垣間見せてくれました。また、文校時代のエピソードも披露されました。会場から、質問・感想を求められたとき、ぼくや幾人かの文校生もマイクをにぎりました。
サイン会の始まる前に、ぼくは会場を後にし文校に戻りました。

朝井さんの思いやりのある人柄にふれ、さまざまな作品を書いていることを知れた貴重な場になったのではないでしょうか。
朝井さんが、こんど文校にみえられるのは、4月6日(日)入学開講式です。20分ほど話をしていただきます。春期新入生だけでなく、在校生も参加できます。それまでに、できるだけ多く朝井さんの著作を読んで、朝井さんと話する機会を持てるようにしませんか。

(小原)

■【25日/土曜)】公開/昼・詩入門講座――作品提出12名中11名出席/一般参加2名■
講座の初めに近藤講師は、大阪出身の詩人・富岡多惠子さん(2023年4月没)のことを取りあげられました。富岡さんの経歴にふれる中で、大阪文学学校の初代校長・小野十三郎の弟子であったことなど文校との縁についても詳しく解説されました。富岡さんの詩「水いらず」を読み上げたあと近藤さんは、「現代詩は、分かりにくいが必要なもの」「自分自身が何かを探求するもの」と話されました。
提出作品12編のコピーを、講座の始まる前に文校事務局が配布してありました。各々が自作詩について朗読しました。そのつど近藤講師は懇切で鋭い批評をくわえていきました。作者に創作の意図をたずねたり、会場から意見を求めたりしながら。
最後に近藤講師は、今回の12編の中で“私がいいと思った作品”として1編を選ばれました。それは、海辺こゆびさん(専科修了生)の「春だな」という作品でした。
講座の開始は午後3時で、休憩なしで終了したのは午後6時。

■【今夜(27日/月曜)】公開/夜・小説(エッセイ)入門講座――作品提出14名中13名出席/一般参加2名■
今秋期(24年10月)から、夜・文章講座を夜・小説(エッセイ)入門講座と名称を改めました。また、在校生からも受講料(作品提出込みで1000円)をいただくようにし、課題作の提出方法も変更になりました。
文校事務局ではなく、講師あてにメールで作品を送付するようにしました。そして、提出作品はすべて公開クラウドにあげ、あらかじめそれらを読んでから講座に出席してもらうようにしました。ネット環境のない方には、文校事務局が手助けします。
今夜、提出14編に対し1作ずつ、津木林チューターは詳しく鋭く批評をくわえていきました。また、作者コメントの時間を設け、会場から一作ごとに出る質問や意見にも懇切に答えていました。
午後6時30分開始で、講座が終了したのは丁度午後9時。

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◆次の公開講座は、2月1日(土)午後3時からの【昼・小説(エッセイ)入門講座<秋期2回目>】です。担当は、馳平啓樹さん(文校在籍時に文學界新人賞受賞)。すでに締め切っている課題作の提出は、44編もあります。
4種類の公開講座のうち、この【昼・小説(エッセイ)入門講座】のみ、Zoom配信をおこなっています。
いま現在も、Zoom聴講の申込は受け付けています。聴講料を500円いただきます。

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◆詩の連続講座の始まる前、つい最近、第1詩集『モカの香り』(澪標/1,650円)を上梓した今井清博さん(通教部休学中)に、詩集を出すに至るまでの話をしてもらいました。そのあと、『モカの香り』を出席者に無料で配布されていました。まだ残っていますので、ほしい方は事務局まで連絡ください。
今井さんは、2010年文校入学で、詩集を出したことを区切りに文校を卒業され、『樹林』購読会員になられます。

●今秋期13回あった公開講座の締めくくりとして、3月2日(土)午後3時から、馳平啓樹講師が担当する昼・文章講座があります。すでに締め切っている提出作品は、24年春期の新入生を含めて42編。
その日取り上げる古典的な名作は、谷崎潤一郎「陰翳礼讃」(中公文庫など)です。あらかじめ読んでおいてください。

◇作品未提出の方も公開講座には参加できますし、勉強になります。
◇公開講座には、在校生と24年春期新入生は無料で参加できます。
休学生・文校OBは1000円、一般は1500円です。

(小原)