中西智佐乃さん(文校修了生)が『新潮』25年3月号で発表した「橘の家」<250枚>が、第38回三島由紀夫賞候補に選ばれる!★選考会は5月16日(金)。
【新潮社のサイトより】
●中西智佐乃「橘の家」(250枚)
転落する幼女を受け止めた木は大昔からそこにあった――。橘の木の言い伝えに揺れる家族と、受胎を願う女の腹に「小さきもの」を感じる手。子孫繁栄を祈る人間の業を見つめた挑戦作。
◆中西智佐乃(なかにし・ちさの)さんは2018年3月まで長い年月、大阪文学学校の昼間部や夜間部に在籍されていました。
中西さんは19年10月、応募総数1972編の中から、小説「尾を喰う蛇」(230枚)で第51回新潮新人賞を受賞されています。その受賞作は、『新潮』19年11月号に掲載されました。
著書として、23年7月刊行の『狭間の者たちへ』(新潮社/1,980円<税込>)、25年4月刊行の『長くなった夜を、』(集英社/1,650円<税込>)があります。
◆中西智佐乃さんについて、この2年間では次の日付の“大阪文学学校ブログ”で取り上げています。
●24年10月10日
●24年8月28日
●23年7月1日
●23年2月3日
(小原)