第17回小野賞贈呈式、盛大におこなわれる。
21日(土)午後1時40分から4時50分まで、第17回小野十三郎賞の贈呈式が中塚鞠子チューターの司会で、中之島フェスティバルタワー12階のアサコムホールにおいて、約90名の出席で盛大におこなわれました。
まず大阪文学協会(文校の運営母体)小野賞実行委員会代表の葉山郁生さんが主催者挨拶につづけて、詩集『ツィゴイネルワイゼンの水邊』(思潮社)で第17回小野賞に選ばれた平林敏彦さん(横浜市)に、賞状と賞金(50万円)を授与しました。また詩集『地球にカットバン』が特別賞に選ばれた宮内憲夫さん(京都府)にも、賞状と賞金(10万円)が授与されました。そのあと、お二人の長い受賞者挨拶【写真・上は平林さん】。
選考経過報告は、選考委員の倉橋健一さんと小池昌代さんから(金時鐘さん、坪内稔典さんは欠席)。
最後に、共催の朝日新聞社の山盛英司生活文化部長、後援の桃谷容子基金の以倉紘平さんと澪標の松村信人さんから挨拶がありました。
第2部は、小池昌代さんによる「和歌と現代詩――百人一首の現代語訳を試みて」と題した講演がおこなわれました【写真・中】。
それから川上明日夫、苗村吉昭、山田兼士さんの文校チューター3氏による座談会「小野賞と大阪文学学校生の詩人たち」では、過去に小野賞特別奨励賞を受賞したり最終候補に残った文校生5名の詩について語られました。
第3部として5時からは、同じフェスティバルタワー12階のレストラン『ラルゴ』に場を代えて、松本衆司チューターの司会のもと懇親パーティー【写真・下】。10数名の文校生も交え60名近い参加がありました。
(小原)