11/6(日)秋の文学散歩 ~みどころ紹介~ 【学生委員会イベント部より】
11/6(日)秋の文学散歩の締切は、1日延びて10/29(土)まで。
10/17文校ブログをご覧ください。
天満天神繁昌亭で落語を楽しんだあとは、大阪天満宮の境内を見学します。
1.大阪天満宮
901年菅原道真公が九州大宰府へ左遷させられた際、この大阪の地にあった大将軍社に参詣された。道真公は903年没。その後949年に大将軍社の前に7本の松が生え霊光を放ち出したという伝説が都に伝わった。そこから村上天皇の勅命により、同地に天満宮を建立されたのが始まり。7月に行われる〝天神祭〟は日本三大祭のひとつとして知られる。
2.菅家廟(菅公縁起)
昭和62年に大宰府天満宮より贈られた、菅原道真公の一生をたどる博多人形を見学します。人形は、無形文化財 小島与一氏の作品で15場面、50体の迫力。学問の神様、詩歌の天才として知られる道真公が、11歳の時に〝月輝いて清雪の如く、梅花は昭星に似たり〟と漢詩をよんだシーンや、日照りに苦しむ農民のために雨ごいをする姿など、菅公縁起の中から有名なシーンが描かれています。
3.芭蕉と西山宗因
西山宗因は、江戸時代前期の俳人、連歌師。肥後・八代に生まれ、京に渡って連歌師として活躍し43歳で大阪天満宮連歌所の宗匠となった。その才能は連歌にとどまらず俳諧の世界でも「談林派」という新風を起こし、西鶴らの俳人を育て、芭蕉にも影響を与えた。のちに芭蕉は〝去来抄〟に「上に宗因なくんば、我々が俳諧、今もって貞徳がよだれをねぶるべし。宗因はこの道の中興開山なり」と述べている。
大阪天満宮境内にある、芭蕉作とよばれる句の碑と宗因の史跡を見学。
〝行年や 薬に見たき 梅の花〟
〝楳咲て よろこぶ鳥の 気色かな〟
4.川端康成生誕の地
大阪天満宮の正門斜め向かいにある料亭、〝相生楼〟。ここはかつて、川端康成が生まれた場所でした。〝川端康成生誕之地〟碑を見学し、情緒ある町並みを楽しみます。
5.星合の池
949年大阪天満宮が鎮座になった時、この池に霊光が映ったと伝承されている。千年以上の歴史を持つ古池。池に架かる〝星合橋〟は、〝愛嬌橋〟とも呼ばれ、お見合いが行われていたとか…。