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昨晩(火曜)、高田クラスから突如、ギターの弾き語りで「山谷ブルース」が流れてきた・・・

図書室(兼印刷室)にいたぼくはカメラ片手に、ただちに詩/エッセイ・高田クラスのゼミがおこなわれていた第1教室にかけつけた。そのときの様子が、上の【写真】。何年ぶりに聞いたか、岡林信康の「山谷ブルース」。
ギターを弾きながら歌っていたクラス生の田中ヒロポンさん(22歳/大学4回生)にゼミ終了後、図書室に来てもらっていろいろ話をきいた。
およそ10枚のエッセイとも小説ともとれる、「山谷ブルース」と題した作品を朗読している途中、作品の中に引用してあったその曲のところで、ギターを弾き出したとのことだった。ちなみに、フォークソングのギター歴は10年とのこと。
ぼくもその作品のコピーをもらったので、目をとおした。関西人の「僕」が
東京の南千住の駅からドヤ街の山谷に向かい、雨漏りのする商店街のアーケードの下で、ダンボールを敷いて酒盛りをしていた男たちの仲間に加わったというのがストーリー。歌手や歌の話になったとき、「僕」は岡林の歌う「山谷ブルース」を持参のスマートフォンで流す。
今の山谷の情景や雰囲気がよく伝わってくる。ぼくが東京見物の一環として山谷に行ったのは、40年以上も前。あのころは活気があった。

(小原)