第36回太宰治賞の最終候補4作に、文校修了生・にゃんしーさんの小説「サンキュー! ガッツのライオン」が選ばれる。
にゃんしーさんの小説「サンキュー! ガッツのライオン」(255枚)が、惜しくも受賞を逃がしましたが、1440編応募のあった第36回太宰治賞の最終候補4作のひとつに選ばれました。最終選考会は5月8日、荒川洋治、奥泉光、中島京子、津村記久子の四氏によっておこなわれています。
にゃんしーさんは現在大阪市在住で、大阪文学学校には2016年4月から1年間、昼間部・森口クラスに在籍されていました。
三鷹市とともに太宰賞を主催する筑摩書房から6月に刊行されるムック本『太宰治賞 2020』に、四氏による選評つきで、にゃんしーさんの小説も全文収められる予定です。
◎なお、今までに大阪文学学校の修了生からは、稲葉祥子(いなば・さちこ)さんの小説「装飾棺桶」が、第31回(2015年度)太宰賞の最終候補4作に選ばれています(受賞ならず)。
◎文校修了生で太宰賞受賞者は過去に、二人います。
◆第19回・・・小林ゆり(麻宮ゆり子)さん『真夜中のサクラ』
◆第18回・・・小川内初枝さん『緊縛』
どちらも、筑摩書房から単行本化されています。
(小原)