奈良市の木本和美さんは、２０１８年４月文校昼間部入学で、佐伯クラス２年間を経て現在、研究科・小説・葉山クラスに在籍中。
私家版の短編集『着物の詩（うた）』〔第１集〕（４５５円＋税）には１２編が収められていて、日野範之チューターの担当する昼・文章講座に提出された作品が過半をしめています。そのうちの４編が、日野チューターの推薦で『樹林』本誌“秀作の樹・個性の花”欄に掲載されたものです。

本を寄贈いただいた際、次のようなお手紙も添えられていました。抜粋して紹介します。
【満６４歳の誕生日を迎えました･･････
　最近、人生の総決算として、何か形にして（記して）知ってもらいたい、という思いに駆られるようになりました。
　令和の今からは古風なイメージが漂う「着物の仕立て」　遠い昔の青春時代　仕立てに打ち込んだ「昭和の日々」　その中での「家族や友人との交わり」　ときどきの想いを淡々と書き記しました。】

（小原）