文校ブログ

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今日だけで、新入生「ハガキ1枚」課題、11名から届く。締切を1週間延ばします。★作品発表・第4弾!【夜間部・松永雅子さん】

今春の新入生75名のみなさんに、提出をもとめていた〈課題ハガキ〉は今日、10名からメール、1名からハガキで届き、提出者は合計で49名になりました。【22時10分現在】
今日が締切でしたが、できるだけ新入生全員に書いていただきたいですので、 最終締切を1週間延ばし5月31日(月)とします。まだの方、できれば、メールでお願いします。
提出作品は全て、「文校ニュース」に載せ、文校の多くの皆さんの眼に触れられるようにします。

次に、今日届いた分の中から、松永雅子さん(夜間部/46歳)の作品を紹介します。文校ブログに載せてきた《第1弾》沖末浩未さん(通教部・美月c)、中野華さん(昼間部・大西c)、《第2弾》菱田律子さん(昼間部・佐伯c)、《第3弾》前田寛昭さん(昼間部・夏当c)に引きつづく《第4弾》です。
5月21日文校ブログ参照。(小原)

        ☆       ☆ 

 私の歩んできた道   松永 雅子(夜・小説・西井c 大阪市)  

 トロンボーンという楽器を吹いて二十年になります。
 どの楽器を選ぶかっていうのはなかなか人の性質を現すものだと私は思っています。
 トロンボーンという楽器は、スライドを伸ばしたり縮めたりして音を出します。見た目は攻撃的です。でも、音は中間音、高くも低くもないです。ジャズの世界だと、高音を担うトランペットやサックスを下の音で支えて、低音のベースラインとを繋いでいる役目です。吹くときはずっと周りの音を聞いています。トロンボーン単独で好きなようにリードして吹ける機会はあまりないからです。
 ビッグバンドでは真ん中の列に座って、サックスとトランペットに挟まれて、間を繋いでいます。前に座るサックスの人の背中にスライドを当てないよう、常に気を配っています。
 クラシックの世界だと、とても休符が多いです。画面から見切れています。
 ロック系バンドのホーンセクションでも、はしっこが多いです。画面から見切れています。
 スライドを伸ばして縮めてがんばってはいますが、そういう存在です。
 でも、いい音が出せる楽器です。人間の声に近い音域で、耳に優しいです。
 私は、自分の取り柄は協調性だけだと思っています。トロンボーンは、取り柄によく合った楽器だと思っています。目立ちませんが、周りの音を聞きまくって、ぴったり合わせていくことに面白みを感じています。
 そんな私ですが、小説は誰にも気兼ねせず、好きに書いてみようかと思います。