第16回小野賞贈呈式、盛大におこなわれる。
22日(土)午後1時30分から4時半前まで、第16回小野十三郎賞の贈呈式が中塚鞠子チューターの司会で、中之島フェスティバルタワー12階のアサコムホールにおいて、約110名の出席でおこなわれました。文校教室でおこなわれた去年の第15回は50名でしたから、かなり盛大なものになりました。
まず選考委員の倉橋健一さん、小池昌代さん、坪内稔典さん(金時鐘さんは欠席)による選考経過報告がありました。そのあと、詩集『農場』(鉱脈社)で第16回小野賞に選ばれた杉谷昭人さん(宮崎市)に、大阪文学協会(文校の運営母体)小野賞実行委員会代表の葉山郁生さんから賞状と賞金(50万円)が授与されました【写真】。杉谷さんの賞状の文面は、倉橋さんがしたためた、二枚とはないものでした。
受賞者挨拶に引き続き、主催者を代表して葉山さん、共催の朝日新聞社の山盛英司生活文化部長、桃谷容子基金の以倉紘平さんから挨拶がありました。
第2部は、選考委員三氏による「私が期待する詩 期待しない詩」と題した座談会がおこなわれました。また、たかとう匡子さんの「詩を書くこと 詩を読むこと――『私の女性詩人ノート』をめぐって」という講演もありました。
4時半からは、同じ12階のレストラン『ラルゴ』に場を代えて、松本衆司、高田文月チューターの司会のもと懇親パーティー。15名ほどの文校生も交え60数名の参加がありました。
(小原)