【2月25日(土)PM4~6】広島から小山田浩子さん(芥川賞作家)をお招きしての公開・特別講座《葉山郁生との対談》に教室聴講48名(うち、一般・OB15名)。自宅からZoom視聴46名(うち、一般・OB12名)。3年3カ月ぶりに持った、特別講座のあとのゲストを囲む“懇親会”に12名。
半年に一度、東京などから著名な作家・詩人・文学関係者をお招きして、大阪文学学校で催す公開の特別講座。コロナ下のこの2年半の間に、田口ランディさん(20年7月)、小川洋子さん(21年3月)、三浦しをんさん(21年9月)、堀江敏幸さん(22年2月)、大島真寿美さんと川田・「オール讀物」編集長(22年8月)にゲストとして登場していただいていますが、小川さん・三浦さん・堀江さんはZoom出演のかたちでした。
22年8月に引き続き今回(2/25)も、広島から小山田浩子さんを文校教室に直にお招きすることができました。
特別講座は午後4時に始まりました。「日常=世界を書くこと」の演題のもと、文校の運営母体である大阪文学協会の葉山郁生・代表理事を相手に語りあっていただきました。
その中で小山田さんは、「ほんとにあったことを思い出しながら書き、どんどん逸脱していって、極まれば小説になる」など、自身の小説作法を独特の言い回しで率直に披露されました。
およそ90分に及ぶ小山田さんと葉山代表理事の対談の後は、会場との質疑応答のコーナー。まず初めにマイクの前に立ったのは、飯田未和・通教部チューター。飯田チューターはたまたま、文校のカリキュラムのひとつである“読書ノート”の課題図書に小山田さんの『工場』を挙げていて、そのことに関連して質問をしました。それに続いて、挙手した教室の在校生6名、一般1名(埼玉より)からの著書の細部への質問に、小山田さんは丁寧に分かりやすく応えていかれました。
2時間の公開講座を終え、文校事務局で取り寄せていた4種類・計14冊の小山田さんの著書の販売をおこないましたが、早々に完売。またサイン会には20数名の列ができました。
その後、7時ごろから2時間、文校近くの中華料理店における“懇親会”にも
小山田さんには付きあっていただきました。特別講座のあと“懇親会”をもったのは、ゲストに朝井まかてさん(文校修了生で直木賞作家)をお呼びした19年11月以来のことでした。一般、修了生もふくめ12名が、小山田さんの隣りの椅子に入れ替わり立ち代わりし、質問攻めにしていました。
●公開講座の翌日、小山田さんは自身のツイッターに次のように書かれています。
【昨日の大阪文学学校の特別講座にご参加くださったみなさま、ありがとうございました。熱心に話を聞いてくださり、また質問も色々投げかけてくださりとてもうれしかったです。得難い経験ができました。葉山先生、事務局のみなさまにも感謝申し上げます。
戦争反対。絶対反対。(小山田)】