★新刊《文庫本》紹介★咲沢くれはさん(文校修了生)/小説推理新人賞受賞作など4編収録の小説集『五年後に』(双葉文庫/680円+税)。解説は文芸評論家・池上冬樹氏。
咲沢(さきさわ)くれはさんは2002年10月から1年間、大阪文学学校夜間部(飯塚クラス)に在籍、その後1年間休学。その間に文校学生委員会の委員長も務めています。
咲沢さんは2018年に、短編「五年後に」(67枚)で第40回小説推理新人賞(双葉社主催/賞金100万円/応募総数275編)を受賞しています。選考委員は、桜木紫乃、朱川湊人、東山彰良の三氏。その後20年5月に、加筆して80枚にした表題作「五年後に」、『小説推理』に掲載された2編(「渡船場で」「眠るひと」)、書き下ろしの1編(「教室の匂いのなかで」)の計4編を収録した単行本『五年後に』(双葉社/1500円+税)を刊行しています。
そしてこの度、『五年後に』は文庫本化されました。巻末には、文芸評論家・池上冬樹さんが7ページに渡って“解説”を書かれています。
●2020年6月23日・文校ブログ参照。
●2023年5月24日・文校ブログ参照。
(小原)