☆新刊紹介★大土由美さん(通教部・平居c/福岡県)詩集『悲しみも逆さか』(梓書院/1,320円)
福岡県北九州市の大土由美(おおつち・ゆみ)さんは、大阪文学学校通教部の詩・エッセイクラスへ2021年4月に入学し、冨上クラスの2年間を経て現在、平居クラスに在籍中。この2年余りの間に、通教部スクーリングのとき9回全て文校教室にやって来ています。ほかに、公開講座(詩の連続講座、文章講座)にも、事前に作品を提出して何度も参加しています。
1953年(昭和28年)生まれの大土さんは、30歳代半ばに第一詩集『ワスレ草』を出していて、このたび刊行した『悲しみも逆(さか)さか』は第二詩集になります。2019年から22年にかけて所属する福岡県の同人詩誌『GAGA』で発表したものが中心ですが、通教部提出作品(を改稿したもの)も多く収められています。
大土さんは36年間、北九州市内の各中学校で美術教諭を務めていました。その腕を活かし、新詩集に収録されている37編の合い間あいまに15枚の挿絵がおかれています。
(小原)