●新入生「ハガキ一枚」課題●・・・作品発表・第2弾【昼間部・久野庭子さん<大阪府>】★提出まだの方は、急いでください。
今秋の新入生49名のみなさんに提出をもとめている〈課題ハガキ〉は今日、メール、郵送そして持参で5名から提出があり、計12通となりました。
それら既着分の中から、11/11文校ブログで取り上げた北郷遥斗さんの作品に次ぐ第2弾として、久野庭子<くの・にわこ>さん(昼間部/36歳)の「文学学校入学にあたって」を紹介します。
〈課題ハガキ〉の締切は、11月25日(月)必着です。提出作品は全て、「文校ニュース」に載せ、文校の多くの皆さんの眼に触れられるようにします。
ハガキの代わりに、メールで送っていただいてもかまいません。むしろ、そのほうが助かります。 【小原】
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文学学校入学にあたって
久野庭子(昼・小説・大西C/大阪府)
離婚を機に文校に申し込みをしました。専業主婦だった期間、時間はあるはずなのに自信が持てず、小説を書けなくなって、もう小説家になる夢は諦めようかな・・・・・・と思っていた矢先のことでした。
折角独り身になり、生き方を自由に決められるようになりましたので、一念発起してもう一度真剣に小説と向き合ってみようと入校を決めました。「小説を書く」ことを最優先に、これから生活を組み立てていこうと考えております。
もう一つ、離婚協議で大変な思いをしていた時期に、やはり「物を書く」ことはそれ自体がすごい力を持っているのだと気づかされました。物事と向き合い、掘りさげる。頭の中だけではまとまらない考えをまとめてくれたり、書いたものが前を向く足場になったり、書いている過程そのものが、苦しみを昇華して癒やしてくれたり。書くことは、自分自身を深く知っていくことなので、人生を変えるきっかけにもなり得ると思いました。
まずは十年、文校で読むことと書くことを続けて、己を鍛えていこうと思います。
十年後には、少しでも小説でお金を稼げるようになっていたいです。そして、私は文校のチューターも目指しています。書くことは生きていくのに役立つんだよ、と他者に伝えていく仕事がしたいと思っています。
昨夜(11日)の学生委員会に、11名出席<うち2名はZoomから>◆12/15(日)文学集会などについて話し合う◆委員会には、いつからでも加われます。
◆昨夜の秋期・第2回学生委員会には、第1回(10/21)のときより3名多い11名の参加がありました。そのうち、京都市と静岡市の通教生はZoom参加。
次のようなことを話し合いました。
①今度の「学生新聞コスモス」は、11/3(日)におこなわれた新入生歓迎・文学散歩[宇治/源氏物語ミュージアム・平等院鳳凰堂]の特集。新入生5名をふくむ参加者に寄稿を依頼している。12月初旬に発行予定。
②明年1/18(土)締切の『樹林』在特号の選考委員募集を幅広く呼びかけること、また『樹林』在特号の作品応募の変更点[・前回掲載者は3部門とも応募できない ・エッセイ部門の上限枚数の引き上げ(20枚→50枚)など]の周知を。
③12月15日(日)に予定されている学生委員会主催の“<文化祭みたいな・忘年会みたいな>文学集会”は、例年のように“詩のボクシング”と各クラスから出る模擬店をメインに。コロナ前のように、来場130名をめざそう!
◆次の学生委員会は、11月25日(月)午後7時からです。
まだまだ新しい仲間を募っています。Zoomからも参加できます。
≪以上、林隆司委員長(夜・谷口c)から聞いたことを小原がまとめました≫
『樹林』11月号(在校生作品特集号/通巻707)が仕上がってきました。
『樹林』11月(在校生作品特集)号が7日<木>の昼、仕上がってきました。その日から9日<土>にかけて、通教部生、通教部チューター、休学生、定期購読者(40名)、元チューターなど文校関係者はもとより、出版社・新聞社・図書館・文学館、お世話になっている各地の作家・詩人の方などにも送りました。
昼・夜間部生は、組会(ゼミ)で教室に来たとき、机の上から一冊ずつ持ち帰ってください。組会にZoomで参加している皆さんには順次、郵送するようにしています。
◆『樹林』在特号の送付に際し、通教部生には次のものを同封しました。
①11/16小野十三郎賞/贈呈式の案内チラシ ②11/24<日>学生委員会主催の11月(在特)号合評会の案内チラシ ③『樹林』在特・25年5月号の「掲載作品および選考委員募集のお知らせ(応募用紙付き)」チラシ ④「選考委員募集および作品応募の変更点」案内 ⑤「学生新聞コスモス」別冊・24年夏季合宿“旅の想い出”号 ⑥『樹林』12月号(通教部作品集)掲載作および作者の一覧 ⑦12/7・8(プレ)スクーリング案内 ⑧12/8スクーリング出欠ハガキ の計8点。
◆『樹林』在特号は、文校の学生たちの手によって、作品の募集から、選考、編集、合評会までおこなわれ、『樹林』の1冊として年2回発行されています。
今回の11月号には、詩5編、エッセイ2編、小説6編の在校生作品が収められています。各選考委員の選考評なども含めて総186ページ。
◆オモテ表紙のイラストは、廣瀬浩さん(昼・平野クラス→通教・谷口クラス)。編集後記は、24年春期在特号キャップの福井良馬さん(夜・大西クラス)。
◆11月24日<日>12時からおこなわれる学生委員会主催の11月(在特)号合評会には、掲載作者、選考委員はむろんのこと、在校生や新入生も気軽に参加してほしい、とのことです。
(小原)
今秋の新入生49名(夜12、昼23、通教14)の皆さんへの「ハガキ一枚」課題は、今のところ7名から届いています。◆作品発表・第1弾【通教部・北郷遙斗さん<札幌市>】
秋期新入生49名の皆さんへ、郵送と手渡しで、ハガキ一枚の課題を出しました。
【◎私のふるさと ◎文学学校入学にあたって ◎私を売り込みます ◎私の歩んできた道 ◎私だけのもの ◎最近強く思うこと】という六つのタイトルのうちからひとつを選び、所定のハガキ一枚に400字~600字ほどで書いて〈ワープロ・パソコン可〉、事務局へ持参か郵送してください、とお願いしてあります。
まだ出していない方、ハガキのかわりに、メールで送っていただいてもかまいません。むしろ、その方が助かります。締切は11月25日(月)必着です。提出作品は全て、「文校ニュース」に載せ、文校の多くの皆さんの眼に触れられるようにします。
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今日までに7名の方から届いているのですが、その中から、北郷遙斗<きたごう・はると>さん(通教部/61歳)の作品を紹介します。【小原】
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私の歩んできた道
北郷遙斗(通・小説・谷口C/北海道札幌市)
私は、京都市伏見区出身の61歳。現在北海道在住ですが、四国に民泊が2軒あるのと、実家や経営コンサル事務所が京都にあって毎月のように関西と行き来してます。他にも東京に業務があるのと、旅行業を始めて九州や沖縄にもちょくちょく行くのとで年に4、50回飛行機に乗ります。
それで、なぜ北海道に行ったかというと、もともと父親が土木職人だったので、中学を出て建築士になろうと伏見工業高校に入った。常にクラスで5番目以内のそこそこ出来たのだが、3年3学期の足場の授業で恐怖で登れず人生初めて挫折した。
そこで、家が貧困だったので社会を変えたいと思い、1浪後立命館大学法学部に入学して学生運動に明け暮れた。その結果留年していよいよ卒業という時、バブル期にかかわらず就職活動に全滅して人生2度目の挫折をした。
そして、このままではだめだと思い、人生変えようと生まれ変わるつもりで親に黙って当時あこがれた北海道に移住してかれこれ35年以上になる。
今では、従来の社会保険労務士の仕事は後継にめどをつけ、これから人生の大集成を図ろうと宅建士、建築士と旅行士の資格を取り、それぞれ他の仲間と活動をして、また、おととし教育実習に行って教員免許を取得し、フリースクールで不登校生向けに哲学からの生きる力を与えるべく奮闘しています。
公開の昼・小説(エッセイ)入門講座〔担当;馳平啓樹さん〕に、新入生5名、文校OB4名・一般4名をふくめて34名(うちZoom7名)参加★講義2時間半★提出作品12編のうち4編の自作朗読。
【教室には、新入生3名をふくめ27名出席。ほかにZoom視聴が新入生2名を入れて7名】
正午(12時)開始の大西クラスと津木林クラスのゼミ(作品合評会)が終わったあと、午後3時から6時前まで、馳平啓樹さん(文校修了生で第113回文學界新人賞受賞)による秋期1回目の昼・文章講座がありました。馳平さんには、23年春期から担当していただいています。
4種類の公開講座は24年春期(9月)まで、新入生・在校生は無料でしたが、今秋期から作品を提出したら千円(受講だけなら五百円)いただくことにしています。文校OBも一般も同額です。
事前の課題作品(「自分を自分らしくしてくれる極端な性癖を書く」を1000字で)提出は、在籍1年までの文校生と一般に制限したため12名のみでした――ちなみに半年前は57名もの提出。2回目、3回目は制限を設けません。
馳平さんの講座では、教室参加にくわえ、Zoom配信をおこなっています。持参してきたパソコンを操作しながら、馳平さんはパワーポイントを使って自作の教材[①自分にしか書けない事を書こう ②村田沙耶香『コンビニ人間』を読み解く]をスクリーンに写し出しつつ今日は、休憩時間をはさんで2時間30分も講義をされました。
その後25分間かけて、提出12編の中から馳平さんが選びだした作品4編(うち2編は新入生)のそれぞれの作者が、マイクあるいはZoom越しに自作朗読をおこないました。馳平さんは、それらの作品に対して優れている点を指摘しました。
なお、馳平さんは提出12編すべてに対し個々に600字前後の寸評・改善点を書かれたA4紙を持参されました。それを、講義の前に各人に作品とともに渡されました。
※講座の途中の休憩時間には、学生委員会・在特部の間瀬翠さん(昼・平野クラス)から、11/24(日)『樹林』11月・在特号の合評会、次の在特号(25年5月号)の選考委員および作品の募集について、呼びかけがありました。
●次回の公開講座は、11/18(月)夜・詩入門講座です。担当は、冨上芳秀チューター。今日までに8名から作品の提出があります。
課題作品を提出していなくても、講座に参加できます。その場合の受講料は1回につき500円です。
(小原)