文校ブログ

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3月19日(日)に予定していた22年秋期・修了集会は、まだコロナに用心して、とりやめます。◆4月9日(日)の23年春期・入学開講式は、挙行する予定です。

修了生の中には楽しみにしていた方もいらっしゃると思いますが、3/19修了集会は、とりやめることになりました。コロナ対策のマスク着用が緩和されるようになりましたが、もう少し警戒を続けたいと思います。

この3月で大阪文学学校を修了される皆さんは、本科(1年間)、専科(計2年間)、研究科(計4年間)あわせて96名です。「文校ニュース」3月4日号の2面に“修了生名簿”を載せてあります。

『修了証書』は、12日(日)のスクーリングに出席されていた通教部各科の修了生には手渡ししました。スクーリングを欠席されていた方へは今日、郵送しました。
昼・夜間部生で進級されない方には郵送しますが、進級される方へは春期最初の組会(クラスゼミ)で手渡しします。

◎ぼくが文校事務局で働き出してからの30年間で、年2回おこなう修了集会が中止のやむなきに至ったのは今回で8度目になります。
1度目は2017年9月、近畿地方が大型の台風18号におそわれたときでした。
そして20年3月、9月・・・・・・この3月と、コロナのせいで7期(3年半)連続でとりやめになっています。
毎回、くだけた雰囲気の中で、修了生たちの“修了にあたっての一言メッセージ”を楽しみにしていたのですが・・・・・・。
次回(23年9月)こそは、ぜひとも開きたいものです。

(小原)

3/10南日本新聞(鹿児島市)・文化面に“文校・春期生募集”の記事。沖縄タイムス、埼玉新聞の読者からも問い合わせあり――共同通信社が配信。


大阪文学学校の毎春・秋の募集期、共同通信社が各地の地方紙・ブロック紙に、“文校・春(秋)期生募集”の記事を配信してくれています。
上の3/10南日本新聞に載っている記事を見た鹿児島県内の3名から電話かメールで文校事務局へ問い合わせがあました。
ほかにも、それぞれの読者から問い合わせがあったことから、3/9沖縄タイムス(2名)、3/12埼玉新聞にも同様の“募集”記事が載っていることが判明しています。
共同通信社のM記者さん、ありがとうございます。

(小原)

第43回大阪文学学校賞の最終候補発表

2022年度(第43回)大阪文学学校賞の最終候補に選ばれた作品は、次のとおりです。

●〈小説部門-8編〉・・・・【対象】応募9編・<樹林>掲載21編
〈応募〉-山下恭「虎頭燃ゆ」
〈樹林22年5月号〉-市川桜子「おやすみなさい、いい夢見てね」
〈同6月号〉-筒井透子「愛だの恋だの」、ヨム「少し休めば、それで」、田中芙未「光の布」
〈同11月号〉-森田晏史「マリーのウィッグ」、海辺こゆび「えんじゅの庭」
〈同12月号〉-葉月乃蓉果「レギーナさんの仄暗い図書室」

●〈詩部門-15名21編〉・・・・【対象】応募19名44編・<樹林>掲載16編
〈応募〉-国津洋子「雑誌」「金髪のライオン」、谷町蛞蝓「ある父子」、三村あきら「黒部の挽歌」、都圭晴「最後の作品」「そうだったらいいのにな」、琴森戀「白百合色の墓標」「職務放棄」、正木ふゆみ「仲間」、新居輝夫「コロナ福」、くらもちたからこ「隣家」、船曵秀隆「独身孔雀の散髪失敗」
〈樹林22年6月号〉-藤井杏奈「堕胎」、荻野真理子「何人住んでる? 誰が住んでる?」、水田賢一「心臓」
〈同11月号〉-ヴェナート「無償の愛」、都圭晴「球体の夢に」、水田賢一「朝 食う」、サラトガいずみ「凍りついた琥珀」
〈同12月号〉-山本瑛子「気配」「枇杷の実」

●〈エッセイ・評論・ノンフィクション部門〉は、予備選考なしの最終選考です。
【対象】応募11編・<樹林>掲載25編

※大阪文学学校賞は3部門とも、4月9日(日)入学開講式席上で、受賞(賞金5万円)・佳作(3万円)・奨励賞(2万円)が発表・表彰されます。

通教部22年秋期第2回スクーリング。文校教室と貸し会場での対面合評に通教部生72名(うちプレ・スクのみ2名)、通教部チューター12名全員。Zoom参加は通教部生11名(うちプレ・スクのみ3名)。見学は、春期新入生3名と入学検討の一般3名。


◆午後0時30分からの、文校教室における石村和彦・通教部チューターによる全体講義に50数名。ほかにZoom視聴4名。


◆13時20分から、10会場に分かれてクラスごとに『樹林』2・3月合併号(通教部作品集)の合評会。【写真】は、大沢・若林<合同>クラスの合評会風景。両チューターに加え、北海道、神奈川、香川などから通教部生10名が教室出席、新潟、静岡、岡山などから5名がZoom出席。


◆17時少し前から文校教室で、通教部チューター10名と通教部生30数名が参加して交流会。
長崎県佐世保市の22年秋期入学生を皮切りに、千葉、東京、長野、岐阜、鳥取、岡山、福岡などからの参加者に、マイクをにぎって挨拶していただきました。
流れ解散にしていますが、19時20分現在、まだ13名が教室に残ってワイワイやっています。

(小原)

☆新刊紹介★朝井まかてさん(文校修了生で直木賞作家)の長編小説『朝星夜星』(PHP研究所/2,200円+税)

朝井まかてさんの新刊・長編小説『朝星夜星』(PHP研究所/2,200円+税)は、四六判で総510ページ。『朝星夜星』は、PHP研究所発行の月刊文庫『文蔵』に2019年9月号から22年4月号まで(21年3月号、4月号を除く)掲載され、単行本刊行に際して、朝井さんが加筆、修正されています。

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◎先日、長崎市在住の水島瞳さん(通教部・大沢クラス)から、なんとも嬉しいメールを頂戴しましたので、紹介します。サイン会で、朝井さんと会話されている写真も添付されていました。
【先日、長崎市メトロ書店で朝井まかてさんの新刊『朝星夜星』発売サイン会があり、家から近いので行って、お会いすることができました。
大阪の文校に所属して8年になると言うと大変驚かれました。
本は長崎と大阪を舞台にした歴史小説で、凄く面白く直ぐに読了。
長崎の古い方言が豊富に出てきて、県人でも難解な程で、勉強熱心な凄い作家さんだと益々感心いたしたところです。】
12日(日)のスクーリングは欠席との連絡もありましたので、僕のほうから水島さんに電話してみました。
―――大変盛況だった、その『朝星夜星』の発売サイン会は、2月末にあったとのことでした。地元の新聞で、サイン会のことは知ったとのこと。朝井さんは、地元のテレビにも出られていて、「長崎は歴史時代小説の資料の宝庫」と語られていたとのことでした。そういえば、朝井さんの長崎を舞台にした時代小説は、このたびの『朝星夜星』以前に、『先生のお庭番』(2012年/徳間書店)と『グッドバイ』(2019年/朝日新聞出版)があります。水島さんは今は、『グッドバイ』を読み進めている、とのことでした。

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◆朝井まかてさんは、2006年4月から大阪文学学校・夜間部に1年間在籍、その後1年間休学。在籍中、「われら、勝手につき」が『樹林』在特号(06年12月号)に掲載される。
14年、『恋歌(れんか)』で第150回直木賞、『阿蘭陀西鶴(おらんださいかく)』で第31回織田作之助賞。16年、『眩(くらら)』で第22回中山義秀文学賞。17年、『福袋』で第11回舟橋聖一文学賞。18年、『雲上雲下(うんじょううんげ)』で第13回中央公論文芸賞。19年、『悪玉伝』で第22回司馬遼太郎賞。20年、『グッドバイ』で第11回親鸞賞。21年、『類(るい)』で2020年度芸術選奨・文部科学大臣賞〈文学部門〉と第34回柴田錬三郎賞のダブル受賞。

◆今春、4月3日放送開始のNHK連続テレビ小説<らんまん>は、高知県出身で「日本の植物分類学の父」として知られる牧野富太郎をモデルにしたオリジナルの物語とのことです。朝井さんは昨年1月、その牧野富太郎を描いた長編小説『ボタニカ』(祥伝社)を刊行しています。

◆朝井さんには20年春、以前からの金時鐘さんと並んで“大阪文学学校特別アドバイバー”に就任していただきました。毎年春・秋の大阪文学学校・入学開講式に臨席していただくことになっています。
文学学校でおこなわれる今春の4月9日(日)入学開講式にも、20分間だけ登壇して「新入生のみなさんへの言葉」を熱く語っていただく予定です。

(小原)