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『季刊文科』91号【その②/同人雑誌季評】・・・<谷村順一・評>コーナーで、『樹林』22年11月・在特号から、衿さやかさん(昼・津木林C)と森田晏史さん(昼・津木林C)の小説が取り上げられる。衿さんは同人誌に発表した別な小説も◆太刀野むらさきさん(夜・青木クラス)ら文校関係者6人で立ち上げた同人誌『燈(あかり)』も紹介される。

<衿さやか>

<森田晏史>

●『季刊文科』91号誌上の河中郁男さんによる“同人雑誌季評”で取り上げられている文校修了生2名の小説は次のとおり。( )内は掲載同人誌名と号数。
◎福井絢子「繋がる糸」(雑記囃子・27号) ◎竹野滴「イ【ニンベン】」(麦笛・20号)

●同誌の谷村順一さんによる“同人雑誌季評”で取り上げられている文校修了生4名の小説は次のとおり。( )内は掲載同人誌名と号数。
◎水無月うらら「かりそめ」(星座盤・16号) ◎水無月うらら「エッグタルトの憂鬱」(ココドコ③) ◎猿渡由美子「逢瀬」(じゅん文学・110号) ◎稲葉祥子「日本語練習帳――受身形/実は/ひらがな」(雑記囃子・27号)

●谷村順一さんは“季評”の最後に、“他に興味深く読んだ”として、次のような文校修了生とその小説を列挙している。( )内は掲載同人誌名と号数。
◎須藤薫子「おい、ウサギ」(飢餓祭・49集) ◎渡利真「青をさがして」(飢餓祭・49集) ◎久里しえ「長い写真」(あるかいど・73号) 
 ◎渡谷那「その週末」(あるかいど・73号)

(小原)

【2月25日<土>】広島から小山田浩子さん(芥川賞作家)をお招きしての公開・特別講座に教室聴講48名(うち、一般・OB15名)。自宅からZoom視聴46名(うち、一般・OB12名)。


≪窓側・手前が小山田浩子さん、向こうが葉山郁生・代表理事≫


≪小山田さん≫


≪会場と小山田さんの質疑応答≫


≪サイン会≫

一昨日(25日)午後4時、広島から小山田浩子さんをお招きし、公開・特別講座ははじまりました。対談相手は、文校の運営母体である大阪文学協会の葉山郁生・代表理事。「日常=世界を書くこと」の演題のもと、お二人に語りあっていただきました。
その中で小山田さんは、自身の小説作法を独特の言い回しで率直に披露されました。
「プロット、ストーリーから始めてうまくいったことがない。実際にあったこと、見たこと、聞いたこと、かいだもの、から書いていく」
「ほんとにあったことを思い出しながら書き、どんどん逸脱していって、極まれば小説になる」
「今までの実人生でダメだったカードが、小説に書くとプラスのカードになった」
およそ90分に及ぶ小山田さんと葉山代表理事の対談の後は、会場との質疑応答のコーナー。まず初めにマイクの前に立ったのは、飯田未和・通教部チューター。飯田チューターは、前の期と今期、小山田さんの『工場』を課題図書に推薦していて、寄せられた7人の「読書ノート」をかいつまんで紹介しました。難しかったという意見・こんな書き方もあるのかと勉強になったという意見など……。それに対し小山田さん、頷くことしきり。その後、挙手した教室の在校生6名、一般の方1名(埼玉から)からの著書の細部への質問に、小山田さんは丁寧に分かりやすく応えていかれました。

2時間の公開講座を終え、文校事務局で取り寄せていた4種類・計14冊の小山田さんの著書の販売をおこないましたが、早々に完売。またサイン会には20数名の列ができました。

その後、7時ごろから2時間、文校近くの中華料理店における“懇親会”にも
小山田さんには付きあっていただきました。一般、修了生もふくめ12名が、小山田さんの隣りの椅子に入れ替わり立ち代わりし、質問攻めにしていました。
特別講座のあと“懇親会”をもったのは、ゲストに朝井まかてさんをお呼びした19年11月30日以来のことでした。コロナ前のそのときの“懇親会”参加は20数名、という記録が残っています。

◆自宅Zoom視聴46名(東京から一般の方も)のうち、チューター陣では平野千景、夏当紀子、島田勢津子の3氏が視聴されていました。

(文校事務局・小原)

在校生の皆さんへ●2/25特別講座【Zoom視聴】のご案内

2/25特別講座を視聴するためのZoomのURLは、以下のとおりです。
※事前に視聴料をお支払いいただいた方のみ、視聴可能です。

2月25日(土)PM4:00~
特別講座〔対談(90分)/質疑応答(30分)〕
小山田浩子(作家)×葉山郁生(大阪文学協会代表理事)
《演題》日常=世界を書くこと

下記のリンクをクリックしてウェビナーに参加してください。
https://us02web.zoom.us/j/89314073079

上記リンクをクリックしたあと、在校生向けに配布されているチラシ裏面、または申込み受付メールに記載されていたパスコードを入力すると、視聴することができます。

対談開始15分前の午後3時45分から入室可能です。Zoom視聴に不安がある方は、早めに入室してテストしてみてください。

なお視聴時は、ご自身のZoomでの表示名を、文校に登録されているお名前にしておいてください。

『季刊文科』91号【その①/転載】・・・『樹林』在校生作品特集号(22年11月号)に掲載されていた、森田晏史さん(文校昼間部生)の小説「マリーのウィッグ」が、全国文芸誌『季刊文科』91号〈春季号〉に転載される! ◆文校修了生・竹野滴さん(仙台市)の作品も所属同人誌から転載される。


〈『季刊文科』2023年春季号(91号)の目次〉


『樹林』在校生作品特集号(22年11月号)
↓(転載)


『季刊文科』91号〈23年春季号〉

東大阪市在住で大阪文学学校昼間部研究科・津木林クラスに在籍している森田晏史さんの、『樹林』在校生作品特集号(22年11月号/通巻687)に掲載されていた小説「マリーのウィッグ」(96枚)が、このほど発行された『季刊文科』(鳥影社)91号〈23年春季号〉に転載されています。在校生たちによる選考会で選ばれていた作品です。

『季刊文科』の目次で、森田さんのふたつ前に名前のある竹野滴さんは現在、仙台市在住ですが、かつて文校の昼間部や通教部で学んでいました。休学をはさみながら、2012年9月まで3年間。竹野さんの小説「イ【ニンベン】」が転載前に載っていた仙台市の同人誌『麦笛』には、2017年7月に文校の特別講座で講演していただいた作家・佐伯一麦さんや文校修了生・高橋道子さんがつどっています。

●『季刊文科』は、通販のアマゾンで買い求められます。

◆ほかにも近年で、『樹林』在校生作品特集号から『季刊文科』へ転載された小説があります。
◎『樹林』在特・20年6月号から『季刊文科』82号〈秋季号〉に転載。
姫路市の愛染椿さん(現在も昼間部研究科・伊藤クラス)の小説「ふくろう笛」(30枚)。
◎『樹林』在特・19年6月号から『季刊文科』79号〈秋季号〉に転載。
愛媛県の鷹田雅司さん(修了生/当時昼間部生)の小説「ライダーをたおす」(58枚)。

◆半年間の同人雑誌優秀作に選ばれ、『樹林』在校生作品特集号から『文學界』(文藝春秋・発行)へ転載されたケースもあります。
『樹林』在特・20年11月号から『文學界』21年6月号に転載。
大阪市の大水青さん(休学中・当時夜間部生)の小説「ねことり」(28枚)。

(小原)

【急告】小山田浩子さん(芥川賞作家)を広島からお招きしての2/25(土)特別講座は、教室参加の在校生(手続き済みの春期新入生も)に限り無料とします。受付順で60名まで。急いでください。

2月7日の文校HP・お知らせ欄など今までの告知では、2/25特別講座〔小山田浩子さんと葉山郁生・文校チューターの対談〕を在校生が文校教室で聴講する場合、500円いただくことになっていましたが、無料にします。コロナ警戒がつづいていて、今日までの教室聴講申込が予測していたより少ないためです。また、申込締切は21日(火)となっていましたが、60名に達するまで在校生の申込は受け付けます。  《2月17日 大阪文学学校事務局》
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25日当日、文校教室で小山田さんの新潮社から出ている著作四冊を販売します。――『工場』『穴』『庭』(以上、文庫本)、『小島』(単行本)。そして講座終了後ただちにサイン会をおこないます。
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●休学生・OB・『樹林』購読者および一般の方の教室での聴講料に変更はありません。前者が1000円、後者が1500円です。
●自宅でのZoom視聴の場合、変更はありません。在校生500円、休学生・OB・『樹林』購読者1000円、一般1500円です。