文校ブログ

ブログメニュー
カテゴリー
最近の記事
バックナンバー
年別アーカイブ

月別アーカイブ

2025年1月
« 12月    
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

祝★鷲見京子さん(昼間部修了生/倉敷市)が、第16回岡山県「内田百閒文学賞」の優秀賞を受賞!

岡山県倉敷市在住の鷲見(わしみ)京子さんは、2018年4月に大阪文学学校昼間部へ入学し、休学をはさみながら22年3月まで在籍されています。ジパング倶楽部(往復で4千円ほど割引)を使ってほぼ毎週、新幹線通学をしていました。

鷲見さんはこの度、岡山県主催の第16回「内田百閒(ひゃっけん)文学賞」の優秀賞[第2席/賞金20万円]を受賞されましたが、文校在籍中(2019年1月)には、岡山県笠岡市主催の第14回「木山捷平(しょうへい)文学選奨・短編小説賞」[第1席/賞金50万円]を受賞されています。
2019年1月22日・文校ブログおよび23年1月26日・文校ブログ参照。

応募303編の中から、最終審査員の小川洋子さん、平松洋子さん、松浦寿輝さん3名の審査で内田百閒文学賞・優秀賞に選ばれた鷲見さんの小説のタイトルは「児島の梅」(50枚)。
その(作品概要)と(審査員講評)は、岡山県郷土文化財団のHPによると次のとおり。
◎(作品の概要)◎
五流尊瀧院(ごりゅうそんりゅういん)(旧児島郡)の麓で暮らす藻塩焼(もしおや)きの娘稲虫は、養父の死を機に、家族のため児島と名を変え、遊行郎女(うかれめ)として筑紫の国太宰府に赴く。太宰府で児島は太宰権帥(だざいごんのそち)大伴旅人(おおとものたびと) に出逢い、側に仕え、幸せな日々を送る。そんな中、大伴旅人が大和に帰京することになる。二人は別れの歌を贈り合うが・・・。万葉集の世界を背景に児島と大伴旅人、二人を軸に物語は進んでいく。
◎(審査員講評)◎
千三百年前の飢饉と流行り病にあえぐ吉備の国を舞台に、少女と孤児と尼が出会う。
運命に翻弄されながら生きる三者と万葉集の世界を重ね合わせ、巧みな構成と筆致によっていにしえの時間に誘う。

◆隔年開催の内田百閒文学賞の歴史をさかのぼれば、榊原隆介さん(2001年10月から通教部に6年間在籍/当時岡山市に在住)が第9回同賞・長編部門で最優秀賞[第1席]を受賞しています。その受賞作『おおづちメモリアル』は、作品社から単行本になっています。なお、長編部門の募集があったのはこの第9回まで。

(小原)

小山田浩子さん(作家)をお招きしての2/25特別講座の詳細決まる!

2月25日(土)PM4:00~
特別講座〔対談(90分)/質疑応答(30分)〕
小山田浩子(作家)×葉山郁生(大阪文学協会代表理事)
《演題》日常=世界を書くこと

◆小山田浩子さんは広島から来校されます。

◆講座終了後に教室で、小山田浩子さんの著作販売・サイン会をおこないます。

◆文校教室で聴講の場合
◎コロナ対策上、教室参加は80名に限定し、事前申込・抽選にします。
在校生;500円(50名)
休学生・文校OB・『樹林』定期購読者;1000円、一般;1500円(あわせて30名)
在校生の申込が少ない場合は、計80名に達するまで、休学生・OB・『樹林』購読者・一般の定員を増やします。逆もあり。
◎申込は、口頭・電話・FAX・メール・ハガキで、2月21日(火)まで受け付けます。【できるだけ大阪文学学校事務局あてメールstaff@osaka-bungaku.or.jpでお願いします】

◆自宅でのリアルタイムのZoom視聴の場合
在校生(2/25までの春期新入生をふくむ)は500円です。前日(2/24)に文校ブログで公開するURLをクリックしたのち、来週中に配布もしくは郵送するチラシ裏面に記載のパスコードを入力すると視聴できます。
休学生・OB・『樹林』購読者は1000円、一般は1500円です。
希望者は、名前・住所・所属クラス(または休学、OB、『樹林』購読、一般)を明記のうえ、文校事務局あてメールをください。在校生以外の方には、2/25の2日前までに、Zoom招待状をお送りします。
◎視聴料は、2/21(火)までに、郵便振替「00940-0-16991 大阪文学学校」または、ゆうちょ銀行「14160 2064271 (社)大阪文学協会」で振り込んでください。(申込名と振込人名義が異なる場合は、事前にご連絡ください)

◆質疑応答30分の質問は、文校教室の聴講者から募ります。
自宅でのZoom視聴者は、名前・住所・所属クラス(または休学、OB、『樹林』購読、一般)を明記して、2/18(土)までにメールで質問書を文校事務局あて送ってください。採否は、司会の葉山と文校事務局におまかせください。

諸さやかさん(文校平野クラス/学生委員会イベント部キャップ)が舞台『ハムレット』に出演。2/17~19、京都で。

諸さやかさんは、大阪文学学校夜間部・小説研究科(平野)クラスに在籍中で、学生委員会ではイベント部キャップも務めています。今、公演の稽古に追われていて、クラス・委員会とも休みがちですが。

共通舞台「ハムレット」
会場:THEATRE E9 KYOTO 〔京都市南区東九条〕
2023年2月17日(金)17:30 開演
2月18日(土)①12:00 /②17:30 開演
2月19日(日)①12:00 /②17:30 開演

◎文校事務局の佐々木、小原も出かけるつもりで、すでに前売り券を予約しました。

春期8人目の新入生は長野市から【夜間部へ】、9人目は高知県から【通教部へ】

春期新入生が2名誕生しました。紹介します。

◎長野市の61歳女性=⇒夜間部/詩・エッセイ(木)クラスへ
オンラインで春期生としての「入学申込書」がとどいた後、間をおかずして質問のメールが飛び込んできました。「気持ちが変わらないうちにすぐにでも始めたい。2月2日(木)夜の詩クラスにZoomで参加できないでしょうか」というものでした。
入学申込書に記載されている携帯の番号に電話をしてみました。ほんとうに4月まで待てない、1度は深夜バスで通いたい、というぐらい早期の入学を望んでいました。
それで、4月からの学費に一定額を上乗せすることで、明後日・2日から松本衆司クラスにZoomで入ってもらうことになりました。
入学申込書には、次のように書かれています。
【若い頃田辺聖子さんの小説にときめきました。田辺聖子さんの出身校という事でこちらの学校を知りました。
自分の節目の歳で、自分を改めて整えたく、自分の言葉で言葉を書いてみる事で、心の豊かさ、他者への伝え方を、高めたらと思います。
テーマはまだ絞り切れていませんが、身の回りの人、自分の最近真剣に始めて心奪われている草花、料理など自分の生活と長年来の夢実現に関して、などなどの心の動きなどになるかと思います。】
影響を受けた作家・詩人として【田辺聖子 新川和枝 草野マサムネ 忌野清志郎】を挙げています。

◎高知県の37歳女性=⇒通教部/小説クラスへ
オンラインによる「入学申込書」には、次のように書かれていました。
【高校生の時に描いた作家になる夢を叶えたいという思いが芽生え、一歩進んでみようと入学を決めました。
自分の中にある言葉にならない思いを小説やエッセイで表現してみたいのですが、なかなか作品が最後まで仕上がりません。文学学校でひとつでも形にしたいと思っています。
書きたいテーマは、私自身も探している「生きていることの喜び、楽しさ」です。】
影響を受けた作家は【吉本ばななさん、江國香織さん】。
次のような付記もありました。
【現在、高知の文学学校に通っていますが、書いた小説を個別指導するシステムがないということで、貴校の存在を教えて頂きました。】

―――――そうなんです。高知文学学校もあるんです。ほかに、機関誌を送っていただいているところとして、函館文学学校、横浜文学学校があります。数十年前には、全国各地に“文学学校”を名乗っているところは十近くあったと思います。

(小原)

今夜の秋期第7回学生委員会に教室7名、Zoom5名の出席。5/14(日)新入生歓迎“文学散歩”の行き先を議論。

今夜の学生委員会では、5/14(日)新入生歓迎“文学散歩”の候補地について話し合いました。
また、まもなく発行予定の「学生新聞コスモス」について最終的なチェックをおこないました。
『樹林』在特号に関しては只今、各クラスからの選考委員が各自、応募作品を読んで評点をつけている段階です。
問題になっている一つに、【原稿用紙換算枚数】の数え方があるそうです。
それについては、『樹林』23年1月号(通教部作品集)の編集後記で、真銅事務局員が次のように書いています。ぜひ、参考にしてください。

【パソコンで作品を書く場合、どうやって枚数を計算していますか。作品の枚数とは一般に、四〇〇字詰め原稿用紙換算枚数のことをいいます。パソコン原稿の場合、正確に数えるためには、作品完成時にいったん書式を二〇字×二〇行に設定して画面上で確認します。もし、その操作が難しいようでしたら、例えば四〇字×三〇行の書式の場合、一ページ四〇×三〇=一二〇〇字と計算して、原稿用紙三枚分と概算できます。なお、ワープロソフトの文字カウント機能は使用しないでください。入力した文字以外の空白部分を数えませんので、実際より少ない枚数になります。ときには驚くほどの誤差が生じることもありますので、賞に応募する際などは、とくに注意が必要です。】

次の学生委員会は、2月13日(月)午後7時からです。文校生なら、だれでも、いつからでも入れます。

(小原)