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水野瑠見さん(文校修了生/講談社児童文学新人賞受賞者)が、ジェンダーフリーアンソロジー『トゥルー・カラーズ』(講談社)に短編「羽つきスキップ」を掲載!

水野瑠見(みずの・るみ)さんは、2014年4月に大阪文学学校・昼間部入学で、本科1年(森口クラス)を経て専科1年(津木林クラス)を修了。
水野さんは2018年に、作品「14歳日和」(180枚)で第59回講談社児童文学新人賞(賞金50万円+単行本として刊行/応募総数530編)を受賞しています。
その1年後に受賞作は、加筆して320枚に増やしたうえで『十四歳日和』と改題して、講談社から単行本化されています。

新刊の『トゥルー・カラーズ』(講談社/1300円+税)は、漫画家と水野さんをふくむ6人の児童文学作家によるジェンダーフリーアンソロジーです。
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000376389

2019年8月24日・文校ブログ参照
2018年8月25日・文校ブログ参照

(小原)

咲沢くれはさん(文校修了生/小説推理新人賞受賞者)が、『小説推理』6月号で短編「青い夜の端っこで」を発表。

咲沢くれはさんは2002年10月から1年間、大阪文学学校夜間部(飯塚クラス)に在籍、その後1年間休学。その間に文校学生委員会の委員長も務めています。
咲沢さんは2018年に、短編「五年後に」(67枚)で第40回小説推理新人賞(双葉社主催/賞金100万円/応募総数275編)を受賞しています。
4月27日発売の『小説推理』(双葉社)6月号に掲載されている読切短編「青い夜の端っこで」の主人公は、教室の隅っこでひっそりと生きているような男子中学生です。

2020年6月23日・文校ブログ参照。
2020年8月20日・文校ブログ参照。

(小原)

新入生73名(夜18、昼21、通教34)の皆さんへの「ハガキ一枚」課題、25名から届いています。◆作品発表・第1弾【通教部・桑島良夫さん/夜間部・竹内華子さん】

今春の新入生73名の皆さんに、5月になってから、ハガキ一枚の課題を出しました。
【◎私のふるさと ◎文学学校入学にあたって ◎私を売り込みます ◎私の歩んできた道 ◎私だけのもの ◎最近強く思うこと】という六つのタイトルのうちからひとつを選び、所定のハガキ一枚に400字~600字ほどで書いて〈ワープロ・パソコン可〉、事務局へ持参か郵送してください、とお願いしてあります。
まだ出していない方、ハガキのかわりに、メールで送っていただいてもかまいません。むしろ、その方が助かります。締切は6月2日(金)必着です。提出作品は全て、「文校ニュース」に載せ、文校の多くの皆さんの眼に触れられるようにします。
        *      *
今日までに25名の方から届いているのですが、その中から、桑島良夫さん(通教部/66歳)、竹内華子さん(夜間部/41歳)お二人の作品を紹介します。・・・・・・・・・(小原)

        ☆       ☆ 
 私の歩んできた道  桑島良夫(通・小説・美月クラス/高知県) 

 私は乳児期に、ポリオ・ヴァイラスに侵されて足が不自由となった。このため「歩む」ことができなかった。この課題、「歩んできた道」を選んだのは逆説でもある。
 世は身障者に対してとても冷たい。屈辱にまみれた毎日を私は送ってきたのだが、ある日、ふと覚束なくもひも解いた、サミュエルソンのテキスト「経済学」のなかに、米国での最高の富裕層は医師なのだ、という記述を見つけた。そして祖国・日本でも事情はあまり変わるまい、と私はその時解釈した。そこで私は私の周囲の差別や偏見を反転させるために、医師を目指すことに決め、勉学に励むようになった。私自身の「歩んできた」道はこのように苦渋に満ちつつも、ある意味では単調・単純なものだったのだ。
 そして、国立大学・医学部合格の瞬間、私の周囲から差別や偏見は見事に消え去っていった。陰湿だった田舎町は、輝くように思われた。
 それから半世紀、医師である現在の私は【高性能電動車椅子】に乗って、街を職場を「走り」ながら、人生を取り戻しつつ、それを謳歌しているのだ。

        ☆       ☆ 
 文学学校入学にあたって  竹内華子(夜・小説・西村クラス/兵庫県) 

 助産師・看護師として20年の間に経験してきたたくさんのこと(妊娠出産のケア・助産院経営・望まない妊娠や中絶・特別養子縁組・子どもの障害・看取り・在宅介護・小中学校での子どものケア・アクション映画撮影の現場でのケアなど)を元に、小説を書きたいと思っています。書きたいことはいっぱいありますが現状技術が伴っていなくて書けないので、書きたいことが書けるように、文章を自由自在に操れる技術を習得したいと思い、入学を決めました。入学して実際に合評に参加して、毎回学ぶことがたくさんあります。直接小説の書き方を指導してもらう授業ではありませんが、合評を通して理解することは多いです。               
 先日初めての作品を、短編ですが提出しました。漠然といつか書きたいなぁと考えるだけ…ではなく、実際に作品を書くには、かなり大変な『産みの苦しみ』があるのだなぁと知りました。スムーズに書けなくて、何も書けなくて、提出をあきらめようかと何度も思いました。でも、なんとか産みました。これからももがき苦しみながら作品を産み出して、そのたびに少しずつでも成長していきたいと思っています。

『樹林』6月号(在校生作品特集/通巻693)が仕上がってきました。◆5月号(本誌・春期号)は今週末に納品予定。


6月・在特号の<オモテ表紙>


6月・在特号の<目次>

大阪文学学校学生委員会が編集する『樹林』6月(在校生作品特集)号が昨日(月)の昼、仕上がってきました。早速、通教部生(147名)、通教部チューター(12名)、休学生(83名)、定期購読者(40名)の皆さんへ郵送しました。
昼・夜間部のうち文校教室で組会(ゼミ)をおこなっているクラスは、教室の机の上から一冊ずつ持ち帰ってください。対面・Zoom併用クラスでZoom参加者には順次送るようにします。

◆『樹林』在特号の送付に際し、通教部生には次のものを同封しました。
①6/11学生委員会主催の6月・在特号合評会の案内チラシ ②次回の『樹林』23年11月・在特号の「掲載作品および選考委員募集のお知らせ(応募用紙付き)」チラシ ③5/28特別講座(ゲスト;宮内勝典さん)教室参加の在校生は無料というお知らせ の計3点。
休学生には、①と②の一部を同封してあります。

◆『樹林』在特号は、文校の学生たちの手によって、作品の募集から、選考、編集、合評会までおこなわれ、『樹林』の1冊として年2回発行されています。
今回の6月号には、詩3編、エッセイ1編、小説6編の在校生作品が収められています。各選考委員の選考評なども含めて総166ページ。

◆オモテ表紙のイラストは、名倉弓子さん(昼・島田クラス)。編集後記は、22年秋期在特号キャップの真田南夫さん(夜・平野クラス)ら5名が執筆。

◆6月11日(日)12時から文校教室でおこなわれる学生委員会主催の6月・在特号合評会には、掲載作者、選考委員はむろんのこと、在校生や新入生、休学生も気軽に参加してほしいとのことです。

(小原)

今夜の第3回学生委員会で、7/16~17夏季合宿の行先を決める! 姫路(ひめじ)を経て、フェリーで瀬戸内海に浮かぶ小豆島(しょうどしま)へ!

今夜開かれた春期第3回学生委員会には、14名出席(教室9名、Zoom5名)。
午後7時から9時20分まで。主に、7/16(日)・17(月・祝)に予定されている夏季合宿について白熱討議。
バス貸切で行った昨年の新宮・熊野三山もそうでしたが、今回もあまり皆がいったことがない土地に決まりました。
散会後、有志で飲み会へ。

◆学生委員会は、まだまだ委員を募集中です。
学生委員会は、だいたい隔週月曜日の夜開かれています。 次回は、6月5日(月)午後7時から。
各クラスからいろんな人が集まってきています。
世代・クラスを問わず交流できます。
ぜひ一度見学を! 気軽にぞうぞ!

(小原)