文校ブログ

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今朝(1/18)の朝日新聞・3面・・・北川荘平さん(元・文校チューター/2006年、75歳で死去)は同一作品で、芥川賞・直木賞の同時候補になったことがありました。


《1/18朝日新聞〈朝刊〉3面》
北川荘平(そうへい)さんは、1963年から2000年まで37年間、大阪ガスに勤務するかたわら大阪文学学校の夜間部や通教部のチューターを務められていました。最後のころ、通教部スクーリングの合評会の途中で事務局にやって来、冷のコップ酒を所望されていた姿が忘れられません。(そんなことは、ぼくの知る限り、後にも先にも北川さんだけです)
北川さんは京大時代、小松左京、高橋和巳らと「京大作家集団」を形成。その後、同人誌「VIKING」に属し、1958年以降も60年、65年、66年に直木賞候補。


1958年・第39回芥川賞、直木賞の同時候補となった「水の壁」が収められいる単行本は、文校図書室にあり。貸し出しします。


“(追悼)北川荘平特集――人と作品”を組んでいる『樹林』2007年8月号(Vol.511)の目次。

2017年7月24日・文校ブログ参照。

(小原)

★新刊紹介☆桑田今日子さん(文校修了生/富山市)の詩集『ヘビと隊長』(詩遊社/2000円+税)



桑田今日子(くわた・きょうこ)さんは、福岡県北九州市生まれで、田舎暮らしを求めて富山市に移住。大阪文学学校には、2012年4月から1年間、通教部・冨上芳秀クラスに在籍。
詩集『ヘビと隊長』の冨上チューターによる帯文より――――
〈桑田今日子は(…)日常生活の中からポエジーを探すだけではなく、寓話的な童話のような世界を描き出すのも得意である。(…)〉

☆新刊紹介★朽葉充さん(昼間部生/大阪府)の詩集『聖域 サンクチュアリ』(澪標/1760円)

朽葉充(くちば・みつる)さんは2016年4月、大阪文学学校入学で現在、昼間部/詩・エッセイ/中塚鞠子クラスに在籍中。
詩集『聖域 サンクチュアリ』の表題作(10頁に及ぶ)で、第41回(2021年度)大阪文学学校賞<詩部門>を受賞。
中塚チューターによる詩集の帯文より――――
〈若いときからいろいろな仕事をしながら、さまざまな領域の本を読んできている。(…)詩は六十年代、モダニズムの洗礼を受けたようである。(…)〉

方政雄さん(昼間部・津木林c)からシンポジウムへのお誘い・・・・【「在日」文学再考ー作家・温又柔さんを迎えてー】

春期新入生2名(4人目、5人目)誕生! 19歳男子学生が昼間部へ、72歳女性が通教部へ。

◎春期(4月9日開講)4人目の新入生は、京都市の19歳大学生で、昼間部/小説クラス(土)へ。《25歳以下の奨学制度》が適用され、年間学費は通常より2万9千円割り引かれます。
オンラインでとどいた入学申込書には、入学動機が次のように書かれていました。
【昔から小説家になりたいなと考えていたが、いつの間にか大学生になり将来と向き合う時期に入ったので、本気でそれを目指そうと考えたため】
また、影響を受けた作家は、【ヘルマン・ヘッセ】とのことです。

◎春期5人目の新入生は、奈良市の72歳女性で、1年空けての再入学です。こんどは通教部/エッセイ・ノンフィクションクラス(菅野c)へ。
封書でとどいた入学申込書には、書きたいテーマの欄に【草木と親しくしてのエッセイ。特に樹木に強く魅かれる】と書かれていました。
影響を受けた作家として、【庄野潤三、須賀敦子、甲斐信枝】さんを挙げていました。

(小原)