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今夜、大阪文学協会の定例理事会が開かれました。理事7名(教室3名+Zoom4名)全員出席。◆別室では、秋期第6回・学生委員会に11名(教室6名+Zoom5名)。

午後6時40分から9時30分まで、文校の一教室で一般社団法人・大阪文学協会(大阪文学学校の運営母体)の定例理事会がもたれました。
教室出席は、平野千景、美月麻希、小原政幸(文校事務局長)の3名の理事。葉山郁生(代表理事)、細見和之(文校校長)、津木林洋、中塚鞠子の4名の理事は自宅からリモート(Zoom)出席で、7名全員出席。
今期(22年秋期)の進行状況、12月末での会計収支、来期(23年春期)の組会・講座、『樹林』本誌や小野十三郎賞、大阪文学学校賞、1/29「高畠寛さんを偲ぶ会」などについて討議しました。その詳細については、いずれ「文校ブログ」「文校ニュース」等でお知らせします。

コロナ前には1月末か2月初めにおこなわれていた定例の文校総会(会社でいうなら社員総会に当たる。構成員は全理事、全チューター、事務局、学生代表5名)は、コロナへの警戒と日程の都合から取りやめることになりました。ご理解ください。

◆別の教室では、午後7時から学生委員会が開かれていました。教室に6名、Zoomから5名。
1/14締切った『樹林』在特・6月号の応募状況や今後のスケジュール、暮れの12/18文学集会でおこなった“詩のボクシング”や“クラス模擬店”を今後にどうつなげるか、学生新聞の部員をいかにして増やすか、などについて話し合ったとのことです。
◆学生委員会は、隔週の月曜日、午後7時からおこなわれています。
文校生なら、どなたでも、いつからでも参加できます。
今度の学生委員会は、1月30日(月)。
のぞいてみませんか。

(小原)

『樹林』在特号、応募締め切る。小説部門に33編、エッセイ部門に14編、詩部門に16名23編。

朝井まかてさん(直木賞受賞/文校特別アドバイザー)や木下昌輝さん(直木賞に3度ノミネート)、馳平啓樹さん(文學界新人賞受賞)、藤岡陽子さん(京都本大賞受賞)らも文校在籍時に載ったことがあり、応募から選考・編集まですべて学生委員会が仕切る『樹林』在校生作品特集号。その6月号に向けて、今日14日(土)の午後3時、作品の応募が締め切られました。


【写真】は、仕分けられた応募作品の山を前に、応募作品リストや選考委員名簿作りに励む学生委員会のメンバー。【前列右から】谷良一さん<夜・平野c/学生委員長>、真田南夫さん<夜・平野c/在特部キャップ>、渡邉佳耶さん<夜・青木c>、【後列右から】林隆司さん<昼・佐伯c>、藤田和恵さん<夜・高田c/新聞部キャップ>、福井良馬さん<夜・大西c>。午前11時に始めて、封筒詰めまでの作業を終えたのは午後6時45分。

応募状況について、学生委員会から知らされた情報を以下に記します。
◆小説部門・・・今回33編〔22年7月・30編/22年1月・24編/21年7月・36編/21年1月・28編/20年7月・27編/20年1月・31編〕
◆エッセイ部門・・・今回14編〔22年7月・7編/22年1月・13編/21年7月・11編/21年1月・6編/20年7月・11編/20年1月・6編〕
◆詩部門・・・今回16名23編〔22年7月・14名18編/22年1月・13名17編/21年7月・9名11編/21年1月・16名24編/20年7月・16名24編/20年1月・8名11編〕
◆表紙部門・・・今回2名〔22年7月・6名/22年1月・1名/21年7月・3名/21年1月・1名/20年7月・4名/20年1月・1名〕
今回も応募数は多く(とりわけ小説部門)、『樹林』6月・在特号に載るのは、狭き門になりそうです。

コロナ状況がまたぞろ厳しくなってきていますが、作品応募数が極端に減るということはありませんでした。それどころか、表紙部門を除き、半年前の7月を軒並み上回っています。例年、1月よりも7月のほうが多いのですが。
それもこれも、真田キャップや谷学生委員長をはじめとした学生委員会の皆さんが手分けして、通教部スクーリングや昼・夜間部の教室ゼミにじかに足を運び、PRにこれ努めたからだと思います。
『樹林』在特号の発行・活用は、文校のカリキュラムにも組み込まれているように、文校活動の紛れもない一つの大きな“舞台”です。
コロナ情勢に押しつぶされることなく、在特号の6月発行へ向けて、確かな一歩を踏み出すことができました。

★小説部門の1次選考(在宅選考)の選考委員は休学生もふくめ各クラスから、31名の方に引き受けてもらっています。その31名には、応募33作を4つのグループに分けたうえで、そのうちの一つの作品群(4百字詰め総計およそ400枚)をレターパック・ライトに詰めて今夜ポスト投函しました。2月3日(金)午後3時が、「小説部門1次選考採点表」の締切です。そこで原則、4グループそれぞれ上位3作品を選びます。
2次選考会は、2月26日(日)午後1時から8名によって文校教室でおこなわれ、『樹林』6月・在特号の掲載作を決める予定です。
★1度だけで選考するエッセイ部門と詩部門の選考委員はそれぞれ、5名と6名の方に引き受けてもらっています。計11名の方へは、応募作品を明後日・16日(月)郵送します。
エッセイ部門と詩部門の選考会は別々に、2月12日(日)午後1時からおこなわれます。エッセイ部門、詩部門それぞれ5名と6名によって文校教室で選考し、『樹林』6月・在特号の掲載作を決める予定です。

各選考委員の皆さん! コロナと寒さにめげず、がんばって読んでしっかり審査してください。

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◆学生委員会が使っていた部屋とは別な教室では、午後0時~3時の時間帯、大西クラスと津木林クラスのゼミがありました。どちらも、Zoomを併用してクラス生の作品合評をおこないました。
その教室は入れ替わって、午後3時~5時30分の時間帯、公開/詩の連続講座(担当;中塚鞠子チューター)がおこなわれました。出席16名のうち、文校OG1名。作品提出12名のうち、11名出席。
◆次回の公開講座は、1月21日(土)午後3時から昼・文章講座(担当;日野範之チューター)です。
その次は、1月23日(月)午後6時30分から夜・詩の連続講座(担当;冨上芳秀チューター)です。

(小原)

★新刊紹介★国方勲さん(故人/元文校生)『作品集Ⅱ 朴がいた町』(私家版)

『国方勲作品集Ⅱ 朴がいた町』は、2019年8月に刊行された遺稿集『国方勲作品集Ⅰ 桜町にいた頃・わが友、八田』に次ぐものです。
2019年4月に85歳で亡くなられた国方勲(くにかた・いさお)さんは、1956年(22歳)に大阪文学学校に入学し1年間いて、教員を定年退職後の2001年4月に再入学してからは逝去されるまで在籍されています。
『朴がいた町』には、植民地朝鮮での体験を基に小説化した表題作の他、多くの葉書エッセイなどが収められています。

◆『朴がいた町』は、平野千景・夜間部チューターや、文校修了生の山本佳子さん、佐藤弘二郎さんなどの、ワープロ入力、編集作業等の実務があって仕上がっています。また資金面でも、文校で国方さんと知り合った方々の協力があったそうです。

(小原)

祝★片岡美登里さん(文校昼間部・伊藤クラス在籍中)が、第11回「泉大津市オリアム随筆(エッセイ)賞」の優秀賞を受賞!

大阪市の片岡美登里(かたおか・みどり)さんは、2020年4月に大阪文学学校昼間部へ入学し、夏当紀子クラスを経て現在、伊藤宏クラスに在籍中。
「泉大津市オリアム随筆(エッセイ)賞」は、繊維のまち・大阪府泉大津市が主催し、衣服や繊維製品に関する内容をつづった5枚のエッセイを募集したものです。
今回(第11回)、全国から281点の応募があり、その中で片岡さんのエッセイ「忘れたマフラー」は優秀賞(第2席)に選ばれました。賞金は5万円。
表彰式は、3月25日(土)に泉大津市内のテクスピア大阪で開催され、同時に選考委員をパネリストに迎えて、「オリアムエッセイ教室」がおこなわれるそうです。

以下、泉大津市のURLから、《選考委員による選評》の抜粋です。片岡さんの「忘れたマフラー」に言及したところのみ取り出しました。
●難波 利三 氏
優秀賞『忘れたマフラー』。不仲のまま逝った父への娘の後悔と、今になって接近する心のありようが切なく、ふと落涙しそうになる。

●有栖川 有栖 氏
優秀賞『忘れたマフラー』では、ある事実を知って亡父の言葉の意味が一変する場面が鮮やか。全編、無駄がない。

●玉岡 かおる 氏
 優秀賞の『忘れたマフラー』は、生前は喧嘩してばかりだった父を、青いマフラーを介して理解する娘の心理が描かれた。

●吉村 萬壱 氏
優秀賞『忘れたマフラー』には、寄り添ってくれたのは父であって私ではないという点に、作者の正直な悔いが窺われて深みが出た。

なお、下の泉大津市のURLをクリックすると、受賞者一覧、選考委員による講評(全文)、全受賞作品(全文)をみることができます。
https://www.city.izumiotsu.lg.jp/kakuka/seisaku/tiikikeizaika/osirase/1387156486110.html
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◆過去の文校関係の受賞者および作品名は以下のとおりです。最優秀賞(第1席/賞金50万円)受賞は、まだ出ていません。
【優秀賞(第2席)・賞金5万円】
第8回・・・遠藤和代(通教部修了生/香川県さぬき市)「最後の一着」
第6回・・・楓まさみ(昼間部修了生/大阪府吹田市)「一夜かぎりのパジャマ」

【泉大津市長賞(特別賞)/泉大津市在住者対象・泉大津市特産品2万円相当】
第7回・・・川崎廣進(昼間部修了生/大阪府泉大津市)「花と割烹着」
第6回・・・石村和彦(通教部チューター/大阪府泉大津市)「タオル地の産着」

(小原)

《2023年度春期入学3人目》神戸市の71歳男性が、通教部/エッセイ・ノンフィクション(音谷)クラスへ。

冬休み前に入学手続きをされた奈良県大和郡山市の29歳男性(夜間部へ)、東京都江東区の61歳男性(通教部へ)に次いで、3人目の23年春期(4月9日開講)の新入生がオンラインで誕生しました。
神戸市の71歳男性です。昨年10月に3度、メールで質問をいただきお答えしていた方です。すでに、通教部/エッセイ・ノンフィクションクラス担当の音谷健郎チューターの著書『解放の文学――100冊のこだま』を読まれているとのことでしたので、音谷クラスに入ってもらいました。

「入学申込書」の中の“入学のきっかけや書きたいテーマなど”の欄には、次のように記されていました。
【書いてみたいものは今のところ次の二つです。①作家・市民運動活動家の小田実さんについて、及び彼の作品についての評論。②反戦川柳作家の鶴彬さんについて、及び彼の作品についての評論。
差別者という視点での、池田小学校事件加害者・宅間守に関する評論形式での考察を、1年半ほど前に書き、冊子にしました。
たとえ少しだけであっても、読む人の心に響くものを書きたいです。読んだ人に「ああ、そうなんや」と思ってもらえるものを書きたいです。
余談、別件ですが、歌を作って歌っています。】

(小原)