『三田文學』24年秋季号“新同人雑誌評”欄で紹介された大阪文学学校関係者の小説は16編中8編。うち『樹林』から4編★『文學界』へ推薦の3作は、在校生と修了生2名の小説。
◆大阪文学学校発行の月刊誌『樹林』各号から次の4名の小説が、『三田文學』24年秋季号(159号)に取りあげられています。
◇『樹林』本誌[24年5月号/Vol.702]
・・・・・・飯田未和さん(通教部チューター/大阪府)「墓標」
◇『樹林』在校生作品特集号[24年6月号/Vol.703]
・・・・・・鶴鶴天さん(24年9月に夜・西村c修了/兵庫県)「エモーショナル」
◇『樹林』通教部作品集[24年7月号/Vol.704]
・・・・・・麦野あきさん(通教部・石村c/兵庫県)「浸食」
・・・・・・佐伯厚子さん(通教部・飯田c/大阪府)「二日月のしずく」
◆文校関係者のつどう同人誌で発表した小説が、『三田文學』24年秋季号で取りあげられているのは――― ※( )内は掲載同人誌名と通巻号数
◎渡谷邦さん(通教部修了生/岡山県)「Aハウスにて」(「あるかいど」第76号)
◎あまざき葉さん(昼間部修了生/大阪府)「掌編小説集 ゆれあうからだ」(「ignea」11号)
◎岩代明子さん(元・昼間部チューター/大阪府)「一番暗い時間に、彼女は耳をすます」(「ignea」11号)
◎篠原紀さん(昼間部修了生/神奈川県)「ケモノちゃんとウドン」(「フルード」第4号)
◆季刊『三田文學』の“新同人雑誌評”欄で取り上げられた諸作品の中から、半年に3作、『文學界』へ推薦されます。そのうち、1作のみが半期の同人雑誌優秀作として『文學界』に掲載されます。
今回の『文學界』への推薦3作は、在校生と修了生2名の次の作品です。
●富久保敦子さん(通教部・美月cを経て休学中/大阪府)「ふたりのワンピース」(「樹林」通教部作品集/24年2・3月合併号/Vol.700)
●若松由希久さん(24年9月まで夜間部などに5年半在籍/大阪府)「わたしはきみをまもらないわたしはきみをしあわせにしない」(「せる」第125号)
●あまざき葉さん(2015年3月まで昼間部に6年半在籍/大阪府)「掌編小説集 ゆれあうからだ」(「ignea」11号)
(小原)
『三田文學』24年夏季号“新同人雑誌評”欄で紹介された大阪文学学校の在校生・前チューター・修了生の小説は16編中7編。★『樹林』通教号(24年2・3月合併号/Vol.700)から4作品も。
◆『樹林』通教部作品集[24年2・3月合併号/700号]から、『三田文學』24年夏季号(158号)に取りあげられているのは―――
◎森田純さん(通教部・大沢クラス/静岡県)「かさぶた」
◎富久保敦子さん(通・美月cを経て休学中/大阪府)「ふたりのワンピース」
◎羽立まどかさん(24年3月に通・塚田c修了/岡山県)「あなたへの手紙」
◎こるりさん(通・谷口cを経て休学中/兵庫県)「お先に失礼します」
◆文校関係者のつどう同人誌で発表した小説が、『三田文學』24年夏季号で取りあげられているのは――― ※( )内は掲載同人誌名と通巻号数
◎若松由希久さん(24年9月まで夜間部などに5年半在籍/大阪府)「わたしはきみをまもらないわたしはきみをしあわせにしない」(「せる」第125号)
◎渡利真さん(修了生/大阪府)「待ち合わせは「河内長沢」駅です」(「飢餓祭」Vol.51)
◎夏当紀子さん(24年6月まで17年間、昼間部チューター/奈良県)「古墳公園の入り口で」(「飢餓祭」Vol.51)
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『三田文學』24年夏季号には、文校修了生の小説とエッセイが載っています。
◎小説は、望月ななさんの「オープンサンド」(約70枚)です。望月さんは、文校に2014年4月から16年9月まで2年半在籍していて、第25回(2019年度)三田文学新人賞(小説部門)を受賞しています。
◎エッセイは、髙木智視さんの「中上健次への旅」(3枚)です。髙木さんは、1990年代に昼間部と夜間部に3年間、2022年春期に夜間部に在籍しています。2005年に第12回三田文学新人賞(小説部門)を受賞しています。
(小原)
一昨日(3日/日曜)の、学生委員会主催の新入生歓迎・文学散歩“京都宇治”に28名の参加。そのうち新入生5名、遠来組は北海道、愛知(2名)、岡山から。夜の懇親会(2次会)には23名◆11/11は第2回学生委員会
【宇治川右岸の朝霧橋のたもとにある宇治十帖石像の前で記念写真】
◆一昨日(3日)、学生委員会主催で“新入生歓迎・24年秋期文学散歩【宇治散策――源氏物語の聖地へ】”がおこなわれました。年に2度企画している文学散歩――今秋のそれには28名の参加がありました。谷良一・昼間部チューターに、事務局の小原も参加しました。
当日は午後1時、京阪宇治駅に集合し、次のコースで宇治市内をめぐりました。
源氏物語ミュージアム⇒宇治上神社⇒宇治十帖の像⇒朝霧橋⇒網代木(あじろぎ)の道⇒平等院鳳凰堂⇒平等院表参道、そしてJR宇治駅から京都駅へ。
午後6時過ぎからは、京都駅北口のセレマビル5階の海鮮居酒屋“京の舞”において、23名で懇親会をもちました。秋の新入生は5名参加。昼・平野c<京都市>、昼・大西c<岸和田市>、昼・津木林c<岡山市>、夜・西井c<空堀商店街>、通教・谷口c<札幌市>からそれぞれ一人ずつ。
◎文学散歩の参加者は、半年前(24・5・12)の大阪四天王寺界隈のとき35名、1年前(23・11・5)の通天閣・新世界のとき37名、(23・5・14)のNHK大阪・大阪歴史博物館・大阪城のとき22名、(22・11・6)の万博記念公園のとき28名、(22・5・15)の京都鉄道博物館のとき23名、(21・11・7)の大阪ミナミ散策のとき20名、(コロナ禍真っ最中の21・5・16)の大阪城散策のとき7名、(20・11・8)の天王寺公園ピクニックのとき18名という記録が残っています。
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◆学生委員会は、新しい委員を募集中です。Zoomからも参加できます。
学生委員会は、ほぼ隔週の月曜日の夜開かれています。
こんどの委員会は、11月11日(月)午後7時からです。
各クラスからいろんな人が集まってきています。
1回だけでもいいですから、気軽にのぞいてみてください。
(小原)
市街地ギャオさん<大阪文学学校昼間部・休学中>の第40回太宰治賞受賞作『メメントラブドール』(1,400円+税)が筑摩書房から発売中!★10/31(木)毎日新聞・夕刊に書評!
昼・詩入門講座【担当:詩人の近藤久也さん】に、新入生2名をふくめ10名参加。作品提出8名中7名出席。
第1教室を大西クラスの組会(作品合評会)と入れ替わって、午後3時から5時40分まで、公開講座の昼・詩入門講座(秋期1回目)がおこなわれました。講座の担当は、23年春期からお願いしている近藤久也さん(詩人)。半年前の1回目と比べたら、15名少ない10名(うち秋の新入生2名)の参加でした。在校生も有料化(作品提出1,000円/聴講のみ500円)したことが影響しているのでしょう。
講座の初めに近藤講師から、高橋睦郎さんの詩作品「恢復期」を見本に、“詩のかたち かたちの無いかたち”について10分ほど話がありました。
提出作品8編のコピーを、講座の始まる前に文校事務局が配布しました。各々が自作詩について朗読しました。そのつど近藤講師は懇切で鋭い批評をくわえていきました。作者に創作の意図をたずねたり、会場から意見を求めたりしながら。
最後に近藤講師は、今回の8編の中で“私がいいと思った作品”として1編を選ばれました。それは、野々ゆかさん(通教部研究科休学中)の「キリンの瞳」という作品でした。残念なことに、西宮市の山奥に住んでいるという野々さんからは午後2時ごろ、「欠席せざるを得ません」と電話がかかってきていたのでした。「家を出て阪急の最寄駅に向かっていたのですが、大雨で道路が冠水してしまい、駅にたどり着けそうにありません。家に引き返してきたところです」。
◆次の公開講座は、11月9日(土)午後3時からの【昼・小説(エッセイ)入門講座<秋期1回目>】です。担当は、馳平啓樹さん(文校在籍時に文學界新人賞受賞)。課題作の提出は、すでに締め切っています。
4種類の公開講座のうち、この【昼・小説(エッセイ)入門講座】のみ、Zoom配信をおこなっています。今のところ、課題作を提出していない在校生・修了生・一般あわせて5名からZoom聴講の申込があります。
(小原)