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☆新刊紹介☆瀬戸みゆうさん(文校修了生)小説集『周防大島の青い海』(編集工房ノア/2,000円+税)

瀬戸みゆうさんにとって4冊目にあたる小説集『周防大島の青い海』の巻末には、瀬戸さん自身の略歴が載っています。その2012年のところに、「夫死去。改姓し、山口県大島郡周防大島町の生家に戻る。」という記載があります。
瀬戸さんは、周防大島に引っ越すまでは神戸市に住んでいました。その時分、2000年10月から07年9月まで大阪文学学校の昼間部や通教部に在籍されています。

『周防大島の青い海』の冒頭に置かれている短編「真夜中、コンビニへ行く」は、第51回(2019年度)中国短編文学賞・優秀賞を受賞しています。19年5月23日・文校ブログ参照。
最後に収められている「二人誌『半月』――錺雅代さん追悼」の初出は、『樹林』22年5月(春期)号です。そのときのタイトルは「――錺雅代さん追悼――木辺先生のご命日の朝に」でした。また、「二人誌『半月』――――」では、その結末部において、錺さんが周防大島を訪れた日、秋田出身で海に憧れを抱いていた彼女を海浜公園に連れて行ったことが書き加えられています。

(小原)

10月9日開講の秋期新入生、ちょうど20人目。大阪市の25歳男性が夜間部・小説クラスへ。

25歳男性からオンラインでとどいた「入学申込書」には、【25歳以下は納入金が10万円で済む奨学制度が、書きたい気持ちだけがある自分を後押ししてくれた】と、ありました。また、影響を受けた作家は、【中村文則、朝井リョウ】とのことです。

***************
年間学費が通常より2万9千円割り引きされる若者向けの奨学制度。
今日入学の男性も含めて、その制度が適用される25歳以下の新入生は今秋、計6名になりました。今日までの全新入生20名中の6名ですから、かなり際立ちます。
なお、入学申込の締切日である10/9入学開講式まで、あと26日。
この時点での入学者は、1年前が13名、2年前が11名でしたので、今秋20名というのも際立っています。

(小原)

“秋期生募集チラシ”を、全国239カ所の図書館に郵送し、掲示・設置を依頼しました。

A4用紙オモテ・ウラの“秋期生募集チラシ”を、文校修了生でデザイナーの小田原大さんにつくってもらいました。パソコンで流してもらった原版を、印刷屋さんには頼まず、文校の図書室内に2年前に導入した新しい印刷機にかけ、10,000枚弱刷りました。
それまでは黒と緑の2色刷りでしたが、新印刷機になってからは、見た目にあざやかな“フルカラー”になりました。
その10,000枚弱を40枚ずつに分け、『入学案内書』(樹林10月号)といっしょに、全国各地の主だった図書館239カ所に送り、掲示・設置をお願いしました。
このルートから、年間数名の入学者があるのです。

(小原)

☆新刊紹介☆ひとみ・けいこさん(夜間部研究科生)短編小説集『バレエ曼荼羅―生きること 踊ること―』(限定200部/1500円+税)

京都市在住のひとみ・けいこさんは、大阪文学学校へ2020年4月入学で、夜間部/詩・エッセイ/高田クラス(1年半)を経て現在、同/詩・エッセイ/松本クラスに(1年)在籍中。
一方で、公開講座である昼・夜の文章講座、昼・夜の詩の連続講座の常連さんである。

『バレエ曼荼羅―生きること 踊ること―』の“あとがき”を抜粋して、次に紹介します。
・・・・・・・・・・・・・・・
今や日本人のバレエ人口の大半は、大人だと言われている。子どもバレリーナより、大人の方が多いのだそうだ。
 私自身、仕事や子育てが一段落して、ふとしたきっかけでバレエを再開することに。時代は廻り、何とカジュアルに、しかし真摯に、取り組む若い先生方がいることか、新鮮な感動を覚えた。
《中略》
 同時代に生きる人には、少々オーバーランであるかもしれないが、感染拡大のさなかでも、力をつけ、成長できた人がいること。創意工夫で、新しい希望を見出せた人がいることを書いておきたい。百年後のバレリーナに、そして自分の道を模索している人に読んでもらえたらと思う。
 また、「バレエ曼荼羅」の構想を練るうちに、その人生にバレエが関わる人達を思い出した。「ゆき子」「るり子」は、その中で生まれた物語である。
 そして、私の描いた物語は、モデルはいても、あくまでフィクションであり、創造を膨らませたものであることをお伝えしておきたい。
 本を出すなど、まだまだ先だと思っていたが、大阪文学学校の文章講座の日野範之先生から、アドバイスをいただき、実現できたことをうれしく思う。
《後略》

(小原)

秋期、19人目の新入生。京都市の58歳女性が、通教部/詩・エッセイクラスへ。

今日、オンラインで通教部/詩・エッセイクラスへの「入学申込書」がとどいた京都市の女性を紹介します。

◎文校入学のきっかけは、【高校時代から詩を書いてきましたが、自分の自己満足の域を出ていないので、還暦近くなってきた今、他の方の評を聞いてみたいと思い、入学しようと思いました。】とのことです。
◎影響を受けた詩人は、【茨木のり子、石垣りん】。
◎文校の生徒募集を知ったのは、【朝日新聞】。

(小原)