文校ブログ

ブログメニュー
カテゴリー
最近の記事
バックナンバー
年別アーカイブ

月別アーカイブ

2025年1月
« 12月    
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

本日公開!「小説同人誌評(第35回)」(細見和之執筆) ◆「詩同人誌評(第6回)」(中塚鞠子執筆)、「詩時評(第28回)」(松本衆司執筆)も公開中!

本日、「小説同人誌評(第35回)」(細見和之執筆)を公開しました。

『樹林』本誌上で2019年5月号(通巻652号)まで連載されていた「小説同人誌評」(細見和之執筆)と「詩時評〈詩集評〉」(松本衆司執筆)はその後、当HPのトップページ上に公開の場を移しました。
21年3月からは、あらたに「詩同人誌評」(中塚鞠子執筆)もくわわりました。
それぞれ原則、年4回執筆で、「小説同人誌評」は通算で35回目、「詩時評」は28回目、「詩同人誌評」は6回目になります。

公開済みの小説同人誌評、詩時評、詩同人誌評の一覧はこちら

新刊紹介☆山名萌絵さん(文校通教部・研究科生)ノンフィクション『ヒカル of MUSE(ムーサ) ― 日本語のオペラを創った音楽家・林光との遭遇咄集 ―』(東京図書出版/1,600円+税)



単行本『ヒカル of MUSE(ムーサ)』(発行;東京図書出版/発売;リフレ出版/243頁)の奥付で、著者の山名萌絵(やまな・もえ)さんは、次のように紹介されています。
――――1960年3月、大阪市に生まれる。2013年より大阪文学学校に在籍する。2015年、作品「転職風景」で大阪文学学校賞受賞。著書に、『はっぱが きらきらしているよ』(諷詠社刊)、『人生を仕舞うとき』(文芸社文庫)がある。――――
【山名さんは今も、大阪文学学校通教部/エッセイ・ノンフィクション/音谷健郎クラスで学び書いています】

◆山名さんは15歳の高校生のとき(1975年)、林光(はやし・ひかる)さんと並んでピアノを弾くという夢のような出会いをしている。その直後、光さんへ手紙を出したところ、「小さな友人へ」と記されて返信をいただいた。それ以来、光さんから何度か手紙をもらっているが、この単行本の最後に紹介されている光さんからの懇切な手紙(2001年)は第一級の“オペラ論”である。
山名さんがこの本を書こうとして、光さんに縁のある人たちへのインタビューに出かけた先は、東京、神奈川、和歌山など各地に及ぶ。

◎『ヒカル of MUSE(ムーサ)』の出版に際しては、自設クラウドファンディングを立ち上げ、呼びかけに応じてくれた友人・知人からの1口3千円・計42万円余の支援があった、とのことです。それを上回る額の自腹もきったのですが。
300部発行のうち8割ほどが売れて只今、増刷出版を検討中とのことです。

(小原)

本日公開!「詩同人誌評(第6回)」(中塚鞠子執筆) ◆「詩時評(第28回)」(松本衆司執筆)、「小説同人誌評(第34回)」(細見和之執筆)も公開中!

本日、「詩同人誌評(第6回)」(中塚鞠子執筆)を公開しました。

『樹林』本誌上で2019年5月号(通巻652号)まで連載されていた「小説同人誌評」(細見和之執筆)と「詩時評〈詩集評〉」(松本衆司執筆)はその後、当HPのトップページ上に公開の場を移しました。
21年3月からは、あらたに「詩同人誌評」(中塚鞠子執筆)もくわわりました。
それぞれ原則、年4回執筆で、「小説同人誌評」は通算で34回目、「詩時評」は28回目、「詩同人誌評」は6回目になります。

公開済みの小説同人誌評、詩時評、詩同人誌評の一覧はこちら

10/28神戸新聞・文化面“同人誌”欄で、文校夜間部生・福岡路子さんが所属同人誌『せる』で発表した小説「スパイスカレー」が取り上げられています。

神戸新聞紙上で、評者の葉山みずほさんによって取り上げられた福岡路子さんの小説は、文校チューターや修了生がつどう同人誌『せる』120号に掲載されていたもの。
奈良市の福岡さんは、2018年10月に文校夜間部入学で現在、夜間部・青木クラスに在籍中。

(小原)

新刊紹介☆谷口恭一さん(通教部研究科休学)自伝的小説『いつでも希望を』(私家版)

高槻市の谷口恭一さんは2015年10月に大阪文学学校通教部に入学されています。大沢クラス(1年半)、若林クラス(4年半)を経て、現在は休学中です。

小説『いつでも希望を』(186頁)は、前後編で構成されています。前編は父の戦死からはじまり、戦中・戦後の市井の人々の暮らしぶりや京都の様子が描かれています。後編では大学・社会人時代の恋愛模様を中心に展開され、最後に祖母と母の死で締めくくられています。

谷口さんによると、最終章の「祖母と母へのレクイエム」以外は、すべて通教部の提出作品とのこと。谷口さんは1940年(昭和15年)生まれ。タイトルに「いつでも希望を」とあるように、悲惨な戦禍でも生きていく人々の姿を書きたくて、当時の記憶やお母さまから聞いた話をもとにまとめたそうです。

(佐々木)