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50人目の秋期新入生を迎えました!★奈良県の70代後半女性が45年ぶりに再入学。組会(クラスゼミ)を見学した昼間部・伊藤クラスへ。【入学はいつでもできます。】

一昨日(火)、昼間部専科小説・伊藤クラスの合評会に参加し、その際「とてもウエルカムな雰囲気になった」とのことで、奈良県大和郡山市の女性から今日(木)、「入学申込書」がメールでとどきました。
入学式から日が経った途中入学ですので、学費は1万〇千円割引きになりました。

「入学申込書」には、次のように記されていました。
【45年ぶりの再入学です。
再入学した経緯を早速、書き始めました。
新年の組会の合評会に間に合えばと思います。
書きたいテーマは「これまでの人生から」です。
よろしくお願いいたします。】
影響を受けた作家欄は、次のようになっていました。
【中学生時代 若山牧水
20歳 太宰治 
近年 藤沢周平ほか多数】

※昼・伊藤クラスを見学に来られたときや電話で話したのですが、“絵”がとても得意なのだそうです。『樹林』在特号(明年5月号)の表紙部門に応募して、ぜひ腕前を披露してほしいものです。

(小原)

☆朗報★あまざき葉さん(大阪文学学校修了生)が同人誌『ignea』で発表した小説が、2024年下半期同人雑誌優秀作に選ばれ、『文學界』12月号に転載される!★4期連続、文校関係者から同人雑誌優秀作が選ばれ『文學界』に転載!


〈只今発売中の文學界12月号の目次<一部>〉


〈文學界12月号の掲載ページ〉

大阪市の文校修了生・あまざき葉(よう)さんが文校OG・OBたちで発行する同人誌『ignea』11号に発表した小説「掌編小説集 ゆれあうからだ」(25枚)が、『三田文学』『文學界』両編集部によって、2024年下半期同人雑誌優秀作に選ばれました【11/6文校ブログ参照】。そして転載された『文學界』(発行・文藝春秋)12月号は、いま本屋に並んでいます。
あまざきさんは、2008年10月~15年3月の6年半、文校昼間部(主に津木林クラス)に在籍されています。
・・・・・・・・・・・・・・・
◆2006年以降今までに、小説が全国の同人雑誌優秀作に選ばれ『文學界』に転載された大阪文学学校関係者の皆さんは、あまざき葉さんでのべ22人目となりますから、過去18年(年に2名)では、文校関係者が半数を超えることになります。
その22名の皆さんは、次のとおりです。
今回のあまざきさん、修了生の後藤高志さん(24年上半期)、同・渡谷邦さん(わたりだに・くに/23年下半期《2度目》)、同<この9月まで昼間部研究科>・衿さやかさん(えり・さやか/23年上半期)、同・須藤薫子さん(すどう・かおるこ/21年下半期)、同・大水青さん(おおみ・あお/21年上半期)、通教部研究科・休学中の森上晶さん(もりがみ・あきら/20年下半期)、修了生の南水梨絵さん(みなみ・りえ/19年下半期)、同・小畠千佳さん(18年上半期)、同・斉藤せちさん(17年下半期)、同・渡谷邦さん(16年下半期《1度目》)、大西智子・昼間部チューター(16年上半期)、修了生の水無月うららさん(15年下半期)、同・小倉哲哉さん(15年上半期)、同・奥田寿子さん(14年上半期)、同・島田奈穂子さん(13年下半期)、夏当紀子・前昼間部チューター(12年上半期)、修了生の髙橋陽子さん(11年下半期)、西村郁子・夜間部チューター(09年下半期)、朝比奈敦・元通教部チューター(07年下半期)、奥野忠昭・元昼間部チューター(07年上半期)、岩代明子・元昼間部チューター(06年下半期)。
このうち、『樹林』本誌から選ばれたのが斉藤さんと岩代さんの2人、『樹林』在校生作品特集号から大水さん、『樹林』通教部作品集から森上さん、南水さん、渡谷さん《1度目》の3人で、ほかの皆さんは文校仲間で発刊しているそれぞれの同人誌からです。
※2013年10月から18年3月まで4年半、通教部・小説クラスに在籍していた岡山市の渡谷那さんは二度選ばれています。

(小原)

あさって(16日/土曜)、大阪文学協会主催の“第26回小野十三郎賞・贈呈式” ◆《第一部》和田まさ子さん・安智史さんへ小野賞授与◆《第二部》四元康祐さんの講演

大阪文学協会主催、朝日新聞社共催による第26回小野賞の贈呈式は、16日(土)午後1時30分から、中之島フェスティバルタワー12階のアサコムホールで行われます。受付は1時から。
一般公開のかたちですので、どなたでも無料で参加できます。新入生・在校生の皆さんもぜひ!
《贈呈式の日は、文校教室におけるクラスゼミや公開講座はありません。》

◎当日受付で、和田まさ子さんの小野賞受賞詩集『途中の話』(2,300円+税)、安智史さんの小野賞受賞の詩評論書『萩原朔太郎と詩的言語の近代』(総568頁/5400円+税)の販売をおこないます。どちらも、版元は思潮社です。その思潮社のご好意で、『途中の話』は2,000円に、『萩原朔太郎・・・』は5,000円に割り引きます。


『途中の話』


『萩原朔太郎と詩的言語の近代――江戸川乱歩、丸山薫、中原中也、四季派、民衆史派など』

◎四元康祐さんの約1時間の講演のタイトルは、「コトの詩、モノの詩、ココロの詩(課題)」です。

◎贈呈式後に場所をかえて《受賞者をかこむ懇親会》をおこないます。会費5,000円。

◎小野賞を主催しているのは、大阪文学学校の運営母体である一般社団法人・大阪文学協会(代表理事;葉山郁生)。小野十三郎(おの・とおざぶろう)さんは、大阪文学学校創立の1954年から91年まで校長を務め、96年10月に93歳で亡くなるまで名誉校長でした。

11月7日・文校ブログ参照
10月21日・文校ブログ参照

(小原)

第19回「文芸思潮」エッセイ賞において、青地久恵さん(文校修了生/釧路市)と小林宏子(通教部休学中/札幌市)さんが優秀賞<賞金3万円>を受賞!◆丹波蔵堂さん(インドからZoomで昼間部・大西cを受講)は奨励賞。

第19回「文芸思潮」エッセイ賞には、全国から136編の応募があったそうです。
最優秀賞(1編のみ)に次ぐ優秀賞(9編)を、北海道在住の二人の大阪文学学校関係者が受賞しました。そのお一人は釧路市の青地久恵さんで、文校に1997年4月から2008年3月まで在籍されその間、通教部スクーリングに何度も来阪されていました。
もう一人は、23年春期に通教部へ入学し現在休学中の札幌市の小林宏子さん。

★優秀賞の青地さん・小林さんにつづいて、奨励賞(29編)に昼・大西クラスの丹波蔵堂さんのエッセイ「土葬、遥かなる」が選ばれています。今インドに住む丹波蔵堂さんからは、「(今年)3月末の文校入学前に書いた作品で、今読み返すと粗ばかり目立ちます。次は文校での学びを生かしてもっと上の賞が取れるよう引き続き文校で頑張ります!」というメールがとどいています。
・・・・・・・・・・・・・
以下に、『文芸思潮』93号(24年秋号)から、掲載部分を抜粋します。

《青地さんの「南北之塔」が掲載されたページの冒頭部分》

《小林さんの「ひとつの約束」が掲載されたページの冒頭部分》

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以下に、選考委員3名のうちのお一人、五十嵐勉さんの選評を抜き出します。

●青地「南北之塔」の選評●

●小林「ひとつの約束」の選評●

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●『文芸思潮』93号の“全国同人雑誌評”欄(評;南﨑理沙)で、有汐明生さん(通教部研究科休学中)の小説「夢の浮橋」が取り上げられています。文校系同人誌『茶話歴談』第6号で発表したものです。

(小原)

●新入生「ハガキ一枚」課題●・・・作品発表・第2弾【昼間部・久野庭子さん<大阪府>】★提出まだの方は、急いでください。

今秋の新入生49名のみなさんに提出をもとめている〈課題ハガキ〉は今日、メール、郵送そして持参で5名から提出があり、計12通となりました。
それら既着分の中から、11/11文校ブログで取り上げた北郷遥斗さんの作品に次ぐ第2弾として、久野庭子<くの・にわこ>さん(昼間部/36歳)の「文学学校入学にあたって」を紹介します。
〈課題ハガキ〉の締切は、11月25日(月)必着です。提出作品は全て、「文校ニュース」に載せ、文校の多くの皆さんの眼に触れられるようにします。
ハガキの代わりに、メールで送っていただいてもかまいません。むしろ、そのほうが助かります。  【小原】

        ☆       ☆ 
 文学学校入学にあたって   
   久野庭子(昼・小説・大西C/大阪府)

 離婚を機に文校に申し込みをしました。専業主婦だった期間、時間はあるはずなのに自信が持てず、小説を書けなくなって、もう小説家になる夢は諦めようかな・・・・・・と思っていた矢先のことでした。
 折角独り身になり、生き方を自由に決められるようになりましたので、一念発起してもう一度真剣に小説と向き合ってみようと入校を決めました。「小説を書く」ことを最優先に、これから生活を組み立てていこうと考えております。
 もう一つ、離婚協議で大変な思いをしていた時期に、やはり「物を書く」ことはそれ自体がすごい力を持っているのだと気づかされました。物事と向き合い、掘りさげる。頭の中だけではまとまらない考えをまとめてくれたり、書いたものが前を向く足場になったり、書いている過程そのものが、苦しみを昇華して癒やしてくれたり。書くことは、自分自身を深く知っていくことなので、人生を変えるきっかけにもなり得ると思いました。
 まずは十年、文校で読むことと書くことを続けて、己を鍛えていこうと思います。
 十年後には、少しでも小説でお金を稼げるようになっていたいです。そして、私は文校のチューターも目指しています。書くことは生きていくのに役立つんだよ、と他者に伝えていく仕事がしたいと思っています。