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春期11人目の新入生は、奈良県大和郡山市の60代女性。昼間部・小説クラス(火曜)へ。

大和郡山市の女性から、オンラインで「入学申込書」がとどきました。
事前に電話やメールで問い合わせのなかった方で、「入学申込書」には【学校のことは以前から知っていましたが、募集はインターネットを見て知りました】と書かれていました。
また、“入学のきっかけや書きたいテーマなど”欄には、次のように書かれていました。
【以前、別の学校にいたことがあります。
今自分が書いている小説がこのまま書き続けていていいのか、今よりもうまくなるには何が足りないのか、そういったことを知りたくて(不安で)入学したいと思いました。
また、長年一緒に暮らしてきた猫達を亡くし、生活を変えたいと考えたことも入学したいことのきっかけです。
書きたいことは、日々の生活の中にある不思議やミステリー、疑問に思ったこと驚いたこと等です。
人には話せない心の中を小説として書きたいと思います。】

(小原)

藤岡陽子さん(大阪文学学校修了生)の長編小説『リラの花咲くけものみち』(光文社)が吉川英治文学新人賞の最終候補5作に選ばれています。受賞発表は3月上旬。


【2/24(土)朝日新聞の広告】

第45回を数える吉川英治文学新人賞は、公益財団法人吉川英治国民文化振興会が主催し、講談社が後援しています。
選考委員は、朝井まかて、大沢在昌、京極夏彦、辻村深月、村山由佳の五氏。

◆京都府在住の藤岡陽子(ふじおか・ようこ)さんは、1999年に大阪文学学校夜間部クラス、2006年に昼間部クラスにそれぞれ1年間在籍されています。06年、「結い言」で宮本輝氏選考の第40回北日本文学賞選奨を受賞。09年、『いつまでも白い羽根』でデビュー。同作は、18年4月
に東海テレビ・フジテレビ系でドラマ化。著書に『手のひらの音符』、『晴れたらいいね』、『おしょりん』(映画化され23年11月全国ロードショー)、『満天のゴール』(TⅤドラマ化/NHK 4Kドラマ)、『跳べ、暁!』、『きのうのオレンジ』、『メイド・イン京都』(第9回京都本大賞)、『金の角持つ子どもたち』、『空にピース』、『リラの花咲くけものみち』など。
16年11月に、文校教室で「大阪文学学校で見えた作家への道」と題して、講演をおこなっていただいています。

23年12月22日・大阪文学学校ブログ参照
23年9月25日・大阪文学学校ブログ参照

(小原)

秋期最後の昼・詩の連続講座【担当:詩人の近藤久也さん】に、あらかじめ作品提出のあった、岐阜県の通教生を含む16名全員が出席。加えて、未提出者も1名。

午後3時から6時まで、公開/昼・詩の連続講座(秋期3回目)がおこなわれました。
講座の初めに近藤講師から、井川博年さんの詩「胸の写真」について、10分ほど話がありました。
その後近藤講師は、事前にプリントを配布してあった提出作品16編について1編ずつ懇切で鋭い批評をくわえていきました。
恒例となっている“私がいいと思った作品”として2編の発表もありました。提出16編の中から選ばれたのは―――◇南条ひろし「小さなアパルトヘイト」 ◇山上直樹「もう一つの道」。お二人とも、昼間部・中塚クラス所属。

◆詩の連続講座の始まる前、つい最近、第1詩集『モカの香り』(澪標/1,650円)を上梓した今井清博さん(通教部休学中)に、詩集を出すに至るまでの話をしてもらいました。そのあと、『モカの香り』を出席者に無料で配布されていました。まだ残っていますので、ほしい方は事務局まで連絡ください。
今井さんは、2010年文校入学で、詩集を出したことを区切りに文校を卒業され、『樹林』購読会員になられます。

●今秋期13回あった公開講座の締めくくりとして、3月2日(土)午後3時から、馳平啓樹講師が担当する昼・文章講座があります。すでに締め切っている提出作品は、24年春期の新入生を含めて42編。
その日取り上げる古典的な名作は、谷崎潤一郎「陰翳礼讃」(中公文庫など)です。あらかじめ読んでおいてください。

◇作品未提出の方も公開講座には参加できますし、勉強になります。
◇公開講座には、在校生と24年春期新入生は無料で参加できます。
休学生・文校OBは1000円、一般は1500円です。

(小原)

春期(4/7入学式)10人目の新入生は栃木県足利市から。25歳男性が通教部・小説クラスへ。

足利市の男性には、《25歳以下への奨学制度》が適用され、年間学費は通常より2万9千円割り引かれます。また、1年ぶりに栃木県に大阪文学学校生が誕生したことになります。

オンラインで届いた「入学申込書」の“入学のきっかけ”欄には、【周囲に文学の話ができる人がおらず、とてもさびしい。また、一人きりで書くことによる独善におちいらないために。】と記されていました。
◎影響を受けた作家・詩人・哲学者として、【武者小路実篤、宮本輝、中原中也、アンリ・ベルクソン】を挙げています。
◎募集を何で知ったかという問いには、【『季刊文科』で『樹林』の存在を知り、それをインターネットで調べて貴校の募集にたどりつきました】という答えでした。

(小原)

3/16大阪文学学校創立70周年記念祭の会場(クレオ大阪東)を下見し、設営の打ち合わせをしてきました。★昨夕(21日)の朝日新聞をみての一般からの問い合わせ10件、記念祭の参加申込17名(22日18時現在)。

真銅孝・文校事務局員は大阪メトロの大阪ビジネスパーク駅から、僕(小原)はJRの京橋駅から、3/16記念祭の会場である城東区のクレオ大阪東へとたどりました。13時30分少し前に合流。どちらも、駅の改札口からは10分はかかりませんでした。
階段状に390席あるホールの舞台上で1時間あまり、舞台・設備担当者と打ち合わせをしました。


【舞台から客席をみる】


【客席後方から舞台をのぞむ】

昨日の朝日新聞・夕刊2面の“文校創立70周年記念祭”のお知らせ記事をみた一般の方々から問い合わせが相次いでいます。電話4件、googleフォームから6件。連れ立って参加する人が多く申込は計17名(22日18時現在)。
●3/16記念祭には定員(350名)がありますので、早めに申込んでください。家族・友人・知人と一緒にどうぞ。
各教室の机の上に置いてある「参加申込書」でも、電話でも、メールでも申込できます。
詳しくは、2月16日・大阪文学学校ブログをご覧ください。

(小原)