文校ブログ

ブログメニュー
カテゴリー
最近の記事
バックナンバー
年別アーカイブ

月別アーカイブ

2025年1月
« 12月    
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

祝☆第16回銀華文学賞(『文芸思潮』主催)において、有汐明生さん(通教部研究科休学中)の小説「花筏(はないかだ)」が優秀賞を受賞! さらに、奨励賞に神郷愛光さん(通教部研究科休学中)の小説「老人ホームの再会」が選ばれる!

昨年度の第16回銀華文学賞には、全国から207編の応募があったそうです。
最優秀賞(1編のみ)に次ぐ優秀賞(6編)を受賞した有汐明生(うしお・あきお)さんは、20年間ほど大阪文学学校に在籍しています。1986年頃の入学から再入学や休学を繰り返しながら、夜間部、昼間部、通教部それぞれの在籍をあわせるとおよそ20年に及びます。

2年前に優秀賞を獲得していた神郷愛光さん(愛媛県の出身小学校と出身中・高校をあわせたペンネーム)は、今回は奨励賞(13編)でした。16年4月昼間部入学で現在は通教部に移っています。

有汐さんの受賞作「花筏」は、昨年末に発売されたアジア文化社発行『文芸思潮』90号(24年冬号)に全文掲載されています。応募限度の50枚。『文芸思潮』90号は、ネットでアマゾンから買い求められます(1300円+税)。

有汐さん(優秀賞)、神郷さん(奨励賞)につづいて、入選(13名)には夜間部専科休学中の佐藤勉さんと修了生・渡利真さんの小説が選ばれています。

・・・・・・・・・・
以下に、『文芸思潮』90号から、関連する箇所を抜粋します。


《「花筏」掲載ページの冒頭部分》


《有汐さんの「受賞の言葉」と「自筆プロフィール」》

今回の銀華文学賞の選考委員は、五十嵐勉さん、小浜清志さん、大高雅博さん、八覚正大さんの四氏でした。その方々の選評を抜き出しました。

●有汐「花筏」の選評●
≪大高≫

《八覚》

●神郷「老人ホームの再会」の選評●
《五十嵐》

《八覚》

・・・・・・・・・・
●『文芸思潮』90号(24年冬号)の“全国同人雑誌評”欄(評;殿芝千恵)で取り上げられている文校修了生の小説は次のとおり。( )内は同人誌名と号数。
◎奥谷梅子「メスキュード箱のなかに棲むコオロギの物語」(組香・8号)
◎安見二郎「アンティグア・バーブーダ」(組香・8号)
◎黒住純「ここではなく、今日でもなく」(ココドコ・4号)
◎田中さるまる「細く長い路地」(ココドコ・4号)
◎水無月うらら「ぽんこつ」(ココドコ・4号)
・・・・・・・・・・

(小原)

《2024年度春期入学2人目》●きのうクラスを見学したばかりの西宮市の60代女性が昼間部・小説クラス(金)へ。

きょう2人目の、オンラインによる「入学申込書」がとどきました。
昨年12月から今年にかけて5回メールのやりとりをし、事前にクラス生の合評作品をお送りし、きのうの夏当クラスのゼミ(組会)を見学してもらった兵庫県西宮市の女性です。
途中、送付した秋期『入学案内書』で学生時代の旧友に出会うという僥倖がありました。その旧友とは通教部・飯田クラスの佐伯さんのことで、佐伯さんが第18回木山捷平短編小説賞を受賞したときの顔写真入りの新聞記事を
『入学案内書』で目にとめたのでした。40年ぶりぐらいの、写真による再会のようでした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「入学申込書」の中の“入学のきっかけや書きたいテーマなど”の欄には、次のように記されていました。
【2023年5月末に退職、今年は新しいことに挑戦したいと思いました。本が好きで、読むだけでなく、装丁の美しい本を眺めるのも大好きです。大それた望みだと思いますが、生涯でせめて一冊、自分の本を作ってみたいと思っています。
前職は編集プロダクション勤務、企業誌やタウン誌の編集に携わっていましたが、文学という分野での経験はありません。はたしてストーリー性のある長い文章を書けるのか、自信もなく、不安に思っています。昨日(1/19)クラス見学をさせていただき、皆さんの熱量に圧倒され、ぼうっとしてしまいました。が、一晩考え、とにかく一年間、クラスについて行こうと決めました。どうぞよろしくお願いします。】

影響を受けた作品は【須賀敦子・武田百合子・塩野七生】で、文校(募集)は【数年前の読売新聞、WEB】で知ったという記載もありました。

(小原)

待望の《2024年度春期入学第1号》●奈良市の30歳男性が夜間部・小説クラス(金)へ。

4月7日開講の《24年春期・新入生》が誕生しました!
昼12時30分の少し前、奈良市の男性からオンラインで、24年春期の「入学申込書」が飛び込んできました。電話でもメールでも、事前問い合わせの全くなかった方です。文校のHPやブログ(ツイッターⅩ)だけで、入学を決断していただいたもののようです。ありがとうございます。

「入学申込書」の中の“入学のきっかけや書きたいテーマなど”の欄には、次のように記されていました。
【自分のことばを効果的に他者に伝える方法について興味があります。大学院で日本の古典文学を研究し、現在は社会人として一企業で働いていますが、どうしても書くことの楽しさが忘れられず応募しました。書きたいテーマは「家族」です。どうぞよろしくお願い致します。】

影響を受けた作品は『源氏物語』で、文校(募集)はインターネットで知ったという記載もありました。

(小原)

昼・詩の連続講座【担当:詩人の近藤久也さん】に17名参加。作品提出18名中16名出席。

午後3時から丁度6時まで、公開/昼・詩の連続講座(秋期2回目)がおこなわれました。
講座の初めに近藤講師から、詩「鹿の女」を例に蜂飼耳さんの詩の魅力について、10分ほど話がありました。
その後近藤講師は、事前にプリントを配布してあった提出作品18編(欠席2名の作品もふくむ)について1編ずつ懇切で鋭い批評をくわえていきました。作者に創作の意図をたずねたり、会場から意見を求めたりしながら。
また、提出18編の中から“私がいいと思った作品”として2編を発表しました。―――◇楠夕郁子(夜間部・大西c)「すっきりしない」 ◇野々ゆか(通教部休学中)「あぶくの洗濯」

●これからの公開講座の課題作締切日と開催日は次のとおりです。整理に手間取るので、課題作はメールでは受け付けていません。
・②昼/文章講座〔馳平啓樹〕 →1/27(土)開催≪すでに締め切った課題作提出は39名≫
・③夜/文章講座〔津木林洋〕 1/27(土)締切→2/5(月)開催
・③夜/詩の連続講座〔冨上芳秀〕 2/10(土)締切→2/19(月)開催

●作品未提出の方も公開講座には参加できますし、勉強になります。
●公開講座には、在校生は無料で参加できます。
休学生・文校OBは1000円、一般は1500円です。

(小原)

今朝の朝日新聞・読書欄「著者に会いたい」に、谷良一さん(大阪文学学校生/学生委員長)が登場!


【50歳だった06年、交通事故で大けがを負い「死ぬ前に仕事以外の好きなことも」と考え始め、20年に取締役を退任すると大阪文学学校で小説修行。】という一文もあります。

★奈良市の谷良一(たに・りょういち)さんは、吉本興業の役員をしていた2014年10月に大阪文学学校夜間部に入学。それ以降、一度も休学せずに、夜間部や昼間部の小説クラスに通い続けています。現在は、夜・平野クラスに在籍して小説を書きながら、文校学生委員会の委員長を務めています。学生委員会に加わったのが21年10月からで、委員長は22年4月から4期つづけています。

★ほかにも、谷良一さんの『M-1はじめました。』(東洋経済新報社/1760円)は、次のような新聞で取り上げられています。
◎12/13毎日新聞(夕)―→12/13文校ブログ
◎12/15読売新聞(夕)―→12/15文校ブログ
◎12/16産経新聞(夕)―→12/23文校ブログ
※毎日新聞と読売新聞の記事取材は、別々の日に文校の第1教室でおこなわれています。

(小原)