毎日新聞をみて、宮城県からオンラインで「入学申込書」がとどく。登米市の69歳男性が通教部/エッセイ・ノンフィクションCへ。<東北3県・震災復興支援>制度が適用され、学費は通常の2万9千円引き。
いきなりオンラインで届いた「入学申込書」をたよりに、宮城県登米(とめ)市という知らなかった町に住む69歳男性へ電話をしてみました。大阪では2月26日の毎日新聞・夕刊・文化面に載せてもらっていた“大阪文学学校創立70周年記念祭”と“文校・春期生募集中”のダブル記事が、夕刊のない登米市では4、5日前の朝刊に載っていたようです。
バイタリティにあふれていて、話していてとても楽しくなる方でした。それもそのはず、高校の教師をやめたあと現在、電気関係の会社を営み農業もやっているとのことでした。スクーリングのついでに、(女房と一緒に)大阪見物をしたいとのことでした。
次に紹介する、「入学申込書」の中の“入学のきっかけや書きたいテーマなど”欄をご覧いただければ、電話の内容が想像できるのではないでしょうか。
【農家の長男。高校教師歴34年、会社経営歴6年、大学講師歴6年、バジル農家歴6年、東日本大震災ボランティア歴13年、いずれも中途半端。振り返ると、独りよがりになっています。もっときちんと振り返りたいなあ。これが、入学しようと思ったきっかけです。
また、私は昭和29年7月生まれ。古希です。
貴校と同じなのが気に入りました。
また、「毎日農業記録賞2023年」で優秀賞をいただき、10万円の賞金がありました。これを元手に入学します。書きたいテーマは「教師ほど素敵な商売?はない」です。変わるかもしれませんが・・・。】
なお、“影響を受けた作家”欄には、【佐藤正午さんが、なんか好きです】と書かれていました。
(小原)