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第50回明石市文芸祭・小説部門で、菱田律子さん(大阪文学学校昼間部生)の作品「ぼくは0さい!」(12枚)が“議長賞”<第2席>に選ばれる。応募93作。

和歌山市の菱田律子さんは、文校昼間部・小説研究科・伊藤宏クラスに在籍中。
ただいま学生委員会が編集中の『樹林』在校生作品特集号(6月号)にも、選考会で選ばれたエッセイ「脱『整理整頓』」(15枚)が載ります。その作品の末尾に添えられている自己紹介によると、菱田さんは<矯正職員として少年院や刑務所で三十七年間勤務、定年退職後は御縁があって龍谷大学矯正・保護課程の講師として「矯正教育学」を八年間担当>していたとのこと。

明石市文芸祭・小説部門の選者を務めている佐伯敏光・文校昼間部チューターによる“総評”では、次のように触れられています。
――――議長賞「ぼくは0さい!」の語り手は超低出生体重児で生まれたぼくで、予定日よりずいぶん早かったからまだ0歳。その視点から描く母への労り、戸惑う父の姿。存在への喜び、そして祈り。日を追っての体重増加が、生命の鼓動のように伝わってくる。

(小原)