☆新刊紹介★木下昌輝さん(3度、直木賞候補/文校修了生)『愚道一休』(集英社/2,000円+税)
●木下昌輝さんは、『宇喜多の捨て嫁』(文藝春秋)、『敵の名は、宮本武蔵』(KADOKAWA)、『宇喜多の楽土』(文藝春秋)と今までに3度、直木賞候補。
2010年10月から大阪文学学校夜間部に3年半在籍。文校在籍中の12年、「宇喜多の捨て嫁」で第92回オール讀物新人賞を受賞。
14年『宇喜多の捨て嫁』を刊行。同作は15年に第152回直木賞候補作となり、第4回歴史時代作家クラブ賞新人賞、第9回舟橋聖一文学賞、第2回高校生直木賞、第33回咲くやこの花賞を受賞した。
19年『天下一の軽口男』で第7回大阪ほんま本大賞、『絵金、闇を塗る』で第7回野村胡堂文学賞、20年『まむし三代記』で第9回日本歴史時代作家協会賞作品賞、第26回中山義秀文学賞を受賞。
他の著書に、『戀童夢幻(れんどうむげん)』(新潮社)、『応仁悪童伝』(角川春樹事務所)、『孤剣(こけん)の涯て(はて)』(文藝春秋)、『戦国十二刻 女人阿修羅』(光文社)、『剣、花に殉ず』(角川書店)などがある。
17年11月に、文校教室で「作家になるための努力の仕方」と題して講演。講演録は、『樹林』18年5月号(Vol.640)に収載。
●木下昌輝さんからは、著書が刊行されるたびに、その刊行元の出版社を通じ、“著者代送”というかたちで、文校図書館に献本していただいています。ありがとうございます。
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◆去る5月25日(土)夜、木下昌輝さんは、天満天神繁昌亭の舞台に出ました。『愚道一休』の前宣伝も兼ねて、髙島幸次さん<歴史学者>・桂春若さん<落語家>とで鼎談「一休さんを語る」をおこないました。僕も見に行きました。
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■11/16(土)大阪市北区のサンケイホールブリーゼで、大阪では実に66年ぶりの【文士劇】旗揚げ公演がおこなわれます。木下昌輝さん、朝井まかてさんも舞台に立ちます。チケット販売は9月1日(日)。
5月31日・文校ブログ参照。
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◎今春、木下昌輝さんの本との出会いから、文校・通教部・小説クラスに入学された方がいます。その静岡市の50歳男性の「入学申込書」には、次のように書かれていました。
【旅行が好きで、旅先に関係する小説を読みながら現地を訪れるのを楽しみにしております。
昨年の12月に八丈島へ旅行した際に、八丈島へ島流しになった宇喜多秀家に関する本を現地の書店で探していたところ、木下昌輝先生の『宇喜多の楽土』に出会いました。その木下先生が大阪文学学校で小説を学んだことを知り、大阪文学学校のホームページを見たところ、私が学び、挑戦したかったことが書いてあり、これだと思い入学を希望した次第であります。】
(小原)