10/6(日)入学開講式には、朝井まかてさん(文校出身の直木賞作家)も臨席され、新入生を励まされます。★新入生だけでなく在校生も出席し、書く意気込みを新たにしよう!
入学式後の交流会のとき、朝井まかてさんの新作長編『青姫』(徳間書店)の販売・サイン会をおこないます。
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★新入生だけでなく在校生も出席し、書く意気込みを新たにしよう!★
≪2024年度秋期入学開講式プログラム≫
10月6日(日)午後2時~4時
大阪文学学校教室≪コロナの時のように人数制限はしません≫
[司会]小原政幸<大阪文学学校事務局長>
◆歓迎あいさつ
大阪文学協会代表理事 葉山郁生
大阪文学学校校長 細見和之
◆朝井まかてさん(直木賞作家/大阪文学学校特別アドバイザー)「文士たち、舞台に立つ!」(30分)――11/16文士劇の話にくわえ、小説と演劇性についても言及される予定
◆出席チューターあいさつ 自己紹介ならびに新入生への激励のメッセージ(各3分)
◆学生委員会アピール
◆新入生紹介
◆事務局紹介ならびにお知らせ
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〔交流会〕午後4時~6時
酒類・寿司・つまみを準備します。
新入生全員2分以内で“入学にあたっての一言抱負”を述べてもらいます。
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〔交流会〕とき、販売・サイン会
朝井まかてさんの新作長編『青姫』(徳間書店/2,000円+税)
――農と自由と民の物語――
■著者コメント■
連載時はちょうどコロナ禍でした。むしょうに土に触れたくて、田植えの匂いや稲刈りの景色が慕わしく、それで主人公に米作りをさせることにしました。舞台は、「青姫の郷」という秘境です。とはいえすべてが幻想(ファンタジー)ではなく、まだ幕府の支配体制が固まっていない江戸時代初期の様相を背景にしています。
青姫の郷は中央政権の支配がまだ及んでいない、いわば自由都市。民による自治が行なわれ、ですが人々がなにより重んじるのは「天意」です。主人公の杜宇はその天意によって生かされ、といおうか振り回されるのです。郷の人々は姫をはじめ、クセが強い曲者揃い。どの人物も書くのが楽しく、今も愛着のある人々です。ですが郷は、ある危機を迎えます。
土地は、領土は、いったい誰のものか。攻め込まれたとき、屈するのか逃げるのか、それとも?−−自らに問いながら書きました。自分ならどうするか、と。連載終了後まもなく、ウクライナ侵攻が始まりました。この小説のラストは、かの侵攻を予見できていない頃に書いた、一つの願いでした。
このちょっと不思議な物語、どうぞお楽しみください。
――朝井まかて