文校ブログ

ブログメニュー
カテゴリー
最近の記事
バックナンバー
年別アーカイブ

月別アーカイブ

2024年11月
« 10月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

祝☆第18回神戸エルマール文学賞の“本賞”に渡谷邦さん(文校通教部修了生)。同賞の“特別賞“に神保メイさん(昼間部修了生)と谷口あさこさん(夜間部修了生)。

今年の第18回神戸エルマール文学賞(同賞基金委員会主催)の本賞と二つの特別賞に大阪文学学校の修了生の小説が選ばれました。
神戸エルマール文学賞は、「同人雑誌に拠る作家の活動に脚光を当て、優秀作品を顕彰し、かつ同人雑誌運営の努力に報いる」(募集要項より)ことを目的としていて、今年は3月までの1年間に近畿圏内で発行され応募のあった散文同人誌87冊・作品総数869編を選考対象にしています。

その中から本賞に選ばれたのは、岡山県の渡谷邦さん(2013年10月から4年半、通教部に在籍)の小説でした。その受賞作は、同人誌『あるかいど』74号に発表した「水路」。
さらに、和歌山県の神保メイさん(12年4月から9年間、主に昼間部に在籍)の小説「トゥインクルタッシュ」(同人誌『文の鳥』5号所収)がKDL特別賞に選ばれました。
また、兵庫県の谷口あさこさん(1998年4月から休学を挟みながら9年半、夜間部に在籍)の小説「蝶の行方」(同人誌『せる』123号所収)が島京子特別賞に選ばれました。

◎渡谷邦(わたりだに・くに)さんの受賞作「水路」<45枚>は、『三田文学』『文學界』両編集部によって、2023年下半期同人雑誌優秀作に選ばれ、『文學界』23年12月号(発行・文藝春秋)に転載されています。
実は、渡谷さんの小説が『文學界』に転載されたのは2度目のことでした。1度目は、文校在籍中のことです。若林亨チューターの推薦で、『樹林』通教部作品集(16年3月号/通巻614)に載った小説「籠崎さんの庭で」<32枚>が、2016年下半期同人雑誌優秀作に選ばれ、『文學界』16年11月号に転載されているのです。

◎神保メイさんは、『樹林』16年11月号(在校生作品特集号)に掲載されていた小説「三キログラム」で第37回(2017年度)大阪文学学校賞を受賞されています。

◎谷口あさこさんは、1999年6月の『樹林』在特号から2年間4期にわたって学生委員会在特号部のキャップを務めています。まだ20代でした。

●第18回神戸エルマール文学賞授賞式は、11月3日(日)に神戸市内でおこなわれます。

(小原)