今秋の新入生49名(夜12、昼23、通教14)の皆さんへの「ハガキ一枚」課題は、今のところ7名から届いています。◆作品発表・第1弾【通教部・北郷遙斗さん<札幌市>】
秋期新入生49名の皆さんへ、郵送と手渡しで、ハガキ一枚の課題を出しました。
【◎私のふるさと ◎文学学校入学にあたって ◎私を売り込みます ◎私の歩んできた道 ◎私だけのもの ◎最近強く思うこと】という六つのタイトルのうちからひとつを選び、所定のハガキ一枚に400字~600字ほどで書いて〈ワープロ・パソコン可〉、事務局へ持参か郵送してください、とお願いしてあります。
まだ出していない方、ハガキのかわりに、メールで送っていただいてもかまいません。むしろ、その方が助かります。締切は11月25日(月)必着です。提出作品は全て、「文校ニュース」に載せ、文校の多くの皆さんの眼に触れられるようにします。
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今日までに7名の方から届いているのですが、その中から、北郷遙斗<きたごう・はると>さん(通教部/61歳)の作品を紹介します。【小原】
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私の歩んできた道
北郷遙斗(通・小説・谷口C/北海道札幌市)
私は、京都市伏見区出身の61歳。現在北海道在住ですが、四国に民泊が2軒あるのと、実家や経営コンサル事務所が京都にあって毎月のように関西と行き来してます。他にも東京に業務があるのと、旅行業を始めて九州や沖縄にもちょくちょく行くのとで年に4、50回飛行機に乗ります。
それで、なぜ北海道に行ったかというと、もともと父親が土木職人だったので、中学を出て建築士になろうと伏見工業高校に入った。常にクラスで5番目以内のそこそこ出来たのだが、3年3学期の足場の授業で恐怖で登れず人生初めて挫折した。
そこで、家が貧困だったので社会を変えたいと思い、1浪後立命館大学法学部に入学して学生運動に明け暮れた。その結果留年していよいよ卒業という時、バブル期にかかわらず就職活動に全滅して人生2度目の挫折をした。
そして、このままではだめだと思い、人生変えようと生まれ変わるつもりで親に黙って当時あこがれた北海道に移住してかれこれ35年以上になる。
今では、従来の社会保険労務士の仕事は後継にめどをつけ、これから人生の大集成を図ろうと宅建士、建築士と旅行士の資格を取り、それぞれ他の仲間と活動をして、また、おととし教育実習に行って教員免許を取得し、フリースクールで不登校生向けに哲学からの生きる力を与えるべく奮闘しています。