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【【速報】】木下昌輝さん<大阪文学学校修了生>直木賞候補に4度目のノミネート。『秘色(ひそく)の契り 阿波宝暦明和の変 顚末譚』<徳間書店>。今度こそは!


日本文学振興会から、第172回芥川龍之介賞・直木三十五賞(2024年下半期)の候補作が発表されました。受賞作を決める選考会は来年1月15日(水)、東京・築地の「新喜楽」でおこなわれるとのことです。
上の記事は、今朝(12/12)の毎日新聞・社会面からです。
他の全国紙の社会面やテレビ、ネットのニュースでも一斉に報じられました。

大阪文学学校の夜間部に2010年10月から14年3月まで3年半在籍されていた木下昌輝(きのした・まさき)さんの最新刊『秘色(ひそく)の契り 阿波宝暦明和の変 顚末譚』(徳間書店/2,000円+税)が、直木賞にノミネートされています。
2014年下半期『宇喜多の捨て嫁』(文藝春秋)、2017年上半期『敵の名は、宮本武蔵』(KADOKAWA)、2018年上半期『宇喜多の楽土』(文藝春秋)に次いで、自身4度目のノミネートであり、今度こそは、と期待が高まります。

●直木賞の選考委員は以下の9氏(五十音順)です。
浅田次郎、角田光代、京極夏彦、桐野夏生、高村薫、辻村深月、林真理子、三浦しをん、宮部みゆき


■木下昌輝さんは、文校在籍中の2012年、「宇喜多の捨て嫁」で第92回オール讀物新人賞を受賞。
14年『宇喜多の捨て嫁』を刊行。同作は15年に第152回直木賞候補作となり、第4回歴史時代作家クラブ賞新人賞、第9回舟橋聖一文学賞、第2回高校生直木賞、第33回咲くやこの花賞を受賞した。
19年『天下一の軽口男』で第7回大阪ほんま本大賞、『絵金、闇を塗る』で第7回野村胡堂文学賞、20年『まむし三代記』で第9回日本歴史時代作家協会賞作品賞、第26回中山義秀文学賞、22年『孤剣の涯て(はて)』で第12回本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞。
他の著書に、『戀童夢幻(れんどうむげん)』(新潮社)、『応仁悪童伝』(角川春樹事務所)、『戦国十二刻 女人阿修羅』(光文社)、『剣、花に殉ず』(角川書店)、『愚道一休』(集英社)などがある。

◎木下昌輝さんは17年11月、文校教室で「作家になるための努力の仕方」と題して講演されています。講演録は、『樹林』18年5月号(Vol.640)に収載。
◎さる11月16日、大阪市北区のサンケイホールブリーゼで、大阪では実に66年ぶりの【文士劇】旗揚げ公演がおこなわれ、朝井まかてさん(文校出身の直木賞作家)とともに木下昌輝さんも舞台に立ちました。

(小原)