文校ブログ

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畑章夫さん(大阪文学学校夜間部生/通算27年在籍)のご冥福をお祈りします。 ◎14日(火)午後6時・通夜[お別れ会] ◎15日(水)午後1時30分・告別式 ◎公益社・城東会館

【学生委員会主催の文学集会における畑章夫さん/2018年12月・文校教室】

“Withガン”を唱えながら、この2年ほど腎盂ガンなどの治療に励んできた、文校夜間部/詩・エッセイ/松本衆司クラスの畑章夫(はた・あきお)さんが、1月8日(水)早朝に逝去されました。享年72。

畑さんの連れ合いの滝沢厚子さんから、14日(火)・通夜[お別れ会]、15日(水)・告別式のご案内をいただきました。次のとおりです。
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★葬儀は無宗教で行います
★お香典はご辞退申しあげます。

≪告別式≫
日時;1月15日(水)午後1時30分〜2時30分
会場;公益社・城東会館 【京阪本線「野江駅」徒歩約7分/JRおおさか東線「JR野江駅」徒歩約10分】

・14日(火)の通夜のセレモニーはありませんが、午後6時から章夫は、会館に安置されているので章夫に会いに来られる方は、いつでもいらしてください。15日(水)午前中もお時間ある方は章夫のことをゆっくり偲んでいただけたら幸いです。

・15日午前10時から章夫の生前の姿の映像<約1時間>を繰り返し流しています。

・15日午後0時30分〜1時10分
章夫の音楽仲間が歌と演奏で章夫を送ります。こちらもお時間あればぜひいらしてください。
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1994年10月から13年間、再入学した2011年4月から13年10カ月、通算26年10カ月に及んで文校生だった畑さん。文校71年の歴史の中で、間違いなく最長の在籍期間だったでしょう。
反原発など社会的な活動に取り組みながら、詩作をずっと継続していました。30年以上在職した郵便局時代に『ゆうびんや』(2005年/ドット・ウィザード)、退職し喫茶兼ギャラリーの店“スペース・ふうら”を営むようになってからの『おいど』(2015年/大阪詩人コレクション)、京都新聞に取りあげられた『猫的平和』(2020年/草原詩社)、と3冊の詩集を刊行しています。
“スペース・ふうら”では、現役文校生や修了生などのいろいろな催しがおこなわれています。詩集の読書会・同人誌の合評会・演劇・ビデオ上映・書作展・布と粘土のコラボレーションなど・・・・・・。
畑さんは、フットワークの軽い、なんでも屋さんでもありました。多くの工具を持参し、文校第3教室に長辺100センチの絵画(修了生・津嶋三郎<元・門真保育園園長>作)をとりつけてくれました。廊下に設置されている黒板やボードのいくつかのフックは畑さんの手になるものです。また、前・文校校長の長谷川龍生が東京からやって来るとき、何度か新大阪駅まで車を出して迎えに行ってくれました。
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■畑章夫さんは、詩作品「記憶」で第34回(2014年度)大阪文学学校賞<詩部門>を受賞しています。その前年には、詩作品「行き先」が第33回同賞の奨励賞に選ばれています。2つの作品とも、改稿のうえタイトルも変更され、詩集『おいど』に収められています。「記憶」―→「砂浜の鍬」、「行き先」―→「ウメダ」。
【大阪文学学校発行『樹林』2014年5月号より】

【24年11月28日、松本クラスの組会(クラスゼミ)に提出された畑さんの作品。畑さんはZoomから参加。クラスでは最後の作品になってしまった・・・】

◎大阪文学学校としては、通夜、告別式が営まれる会場に一基の供花をお届けします。また、畑さんの属していた夜間部・松本クラスからも「一同」名で供花をお届けすると聞いています。

(小原)