【新たな通教部新入生・3名】◎三重県熊野市の61歳女性が小説Cへ ◎東京都八王子市の50歳女性が夫(新入生として手続き済)と同じく詩・エッセイCへ ◎熊本市の48歳男性が飛び級で専科小説・石村Cへ
この3日間に入学された3名を紹介します。
【 】内は、入学申込書の中の「入学のきっかけ・書きたいテーマなど」欄からの引き写しです。“ ”内は、影響を受けた作家・詩人名、です。≪ ≫内は、文校のこと(あるいは春期生募集)を何で知りましたか、という問いかけへの答えです。
◆すでに先週、学費が振り込まれていた三重県の女性から今日、封書で入学申込書がとどきました。
【昔から演劇脚本など読むのが好きで、学校に務めていたので、ここ20年ほどは、文化祭劇の脚本を年一回書くのが、唯一の活動でした。ずっと中学生と接してきたので、10代~20代の若者の葛藤や成長をテーマとして描いてみたいです。また、歴史も好きなので、地元熊野市を題材にした歴史小説なども書いてみたいです。】
“凪良ゆう・吉川英治・司馬遼太郎”
≪ネット・朝日新聞≫
■事前の連絡なしにオンラインでとどいた「入学申込書」に少しビックリ!今春、すでに夫さんが入学している女性だったのです。すぐ、電話してみました。あっけらかんとした人で、「夫がすでに入学していることを明らかにしてもらっても」、さらに「夫と同じクラスにしてもらっても」かまいませんとのことでした。
【子どもの頃は文章を書くのが好きでした。社会人になってからは広報として言葉で伝える仕事に長くつきました。しかし歳を重ねるごとに、だんだんと言葉が出てこなくなりました。もっと言うと私は、自分の気持ちはずっと言葉にできていませんでした。そんな中夫が大阪文学学校に入校を決めたのです。もしやこれは私にとっても自分と言葉に向き合う最後のチャンスかも知れないと思いました。散々悩みましたが、入学を希望します。人が自分の言葉を見つけるまでをテーマに、詩とエッセイに取り組みたいです。】
“芥川龍之介「羅生門」 宮本輝「夢見通りの人々」 大野一雄「稽古の言葉」 リチャードバック作・村上龍訳「イリュージョン」 岡野大嗣 高橋睦郎”
≪夫 〇〇〇〇<実名>≫
●熊本市の男性は以前、2013年4月から18年9月まで5年半、通教部に在籍されています。その間に4名のチューターのもとで学んでいますが、もっとも長い期間(3年半)所属していた石村クラスに、再び入ってもらうことになりました。男性は、文校修了後の18年12月、石村クラスで書きためたものをまとめて、青春サスペンス『ぼくたちの短い永遠』(幻冬舎メディアコンサルティング)として刊行されています。その著書は、文校図書室に並んでいます。
【再入学希望になります。2013~2018年、通教部に在籍していました。担当講師は主に石村和彦さんでした。自費出版の形で一冊の本を出版したのを区切りに退学したのですが、やはり小説をきちんと読んでくれる人に居てもらった方が小説を書きやすいのようなので再入学を希望したいと思います。プロの小説家志望です。可能でしたら再入学させてください。よろしくお願いします。】
“夏目漱石、橋本治、筒井康隆”
(小原)