【今日の新入生は2名】①大阪市の44歳女性が5年半ぶりに復帰し夜・専科小説・谷口cへ②箕面市の27歳男性が夜・本科小説・西村cへ◆5回目の体験入学(オープンキャンパス)は、あした(火)午後2時からと午後6時30分から。予約9名、飛び入りも歓迎!
◆大阪文学学校へ入学を希望されている方、既に入学手続きを終えた方を対象とした一日体験入学(オープンキャンパス)。残すところ、25日(火)昼・夜【どちらも小説】、27日(木)昼・夜【どちらも詩・エッセイ】、28日(金)夜【小説】の開催です。
それらに、何度参加していただいても結構です。すでに入学手続きを終えている方の参加も歓迎します。
あした25日(火)は昼・夜あわせて9名(うちZoom2名)から予約があります。事前の申し込みがなくても参加できますが、できれば予約の電話かメールをください。
◆体験入学には、Zoomからでも参加できます。メールで事前連絡をください。Zoom招待状と合評作品をお送りします。そして、その日の体験入学が始まる30分前にミーティングルームを開きます。
●【文校紹介動画(short ver.2分版)は、Ⅹ上における今現在の視聴回数は14,042回です】●
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
★今日入学された2名を紹介します。
①大阪市の44歳女性からオンラインで「入学申込書」が届いていました。2010年10月から9年間半夜間部に在籍していて、印象深く覚えている女性でした。さっそく電話をしてみました。今の生活状況、前回文校を辞めたいきさつなど、いろいろ話してくれました。前に在籍していたとき、小説が『樹林』在特号に載るなどの実績があるため、飛び級を認め専科クラスからのスタートです。
②箕面市の27歳男性からは、事前に電話やメールでの問い合わせはありませんでした≪近年、こういう方が目立ちます。文校HPの内容で入学を決断していただいているようで、ありがたいことです≫。
オンラインによる「入学申込書」は、必死の思いで綴られているように感じられましたので、少々長いですが、全文紹介します。
【≪入学のきっかけ≫
19歳の頃、芥川龍之介の「歯車」を読んでから、自分の人生を小説に捧げるために、故郷を離れ、縁もゆかりもない街に引っ越して8年が経ちました。
その間僕は小説を書き続けてきましたが、自分の思い描いたものを書けたことは一度だってありませんでした。
小さな賞に応募することも何度かありましたが、いつも小説を書いている途中、また書き終わる頃には、こんなものを書きたいわけではなかった、という思いが強く、失望してばかりの日々です。
そして当たり前みたいに結果は伴わない。そりゃそうだろう、と半ば呆れ、
悔しささえ生まれないのが、悔しい。
なぜ書けないのか。
才能がないのか、技術が足りないのか。あるいはその両方か。
僕は一人で模索しましたが、それを明瞭にするためには他者に面と向かって、自分の小説を批難されることで、狭まって堅固になった視野を一度破壊しなければならない、という考えに至り、本校へ入学する決断をしました。
≪書きたいテーマ≫
僕にとってこれまでの人生は、10代の頃ノートの端くれに書いていた小さな物語から始まり、20代に入って本格的に小説を書き始めてきて、その行為こそが生きる全てでした。
小説を書く、物語を創造する、その視点を持っていなければ今日まで生きることはできなかった。そしてこれからも生きることはできないと確信しています。
改めて書きたいテーマを考えてみたとき、僕は幼少の頃、或いは今日に至るまでに、積み重なった疑問の数々を小説を書くことで解決していきたいと思っています。
それはなぜ僕は生きているんだろうということから、なぜあの時あんなくだらない嘘をついたのかという大きな人生の核になる疑問や、一ヶ月前には胸を張って通れた大きな交差点を避けてしまうような自分の気弱さに戸惑った水曜日のこと。
体調は変わらないはずであるのに、昨日と今日とで睡眠の深さが違うことなど、日常に転がる些細な疑問を一つの点として、そこから物語を作っていきたいと考えています。】
◎影響を受けた作家・作品は、【芥川龍之介「歯車」「河童」 フランツ・カフカ「橋」「変身」 古井由吉「行隠れ」「杏子」】とのこと。
◎文校(春期生募集)は、【インターネット】で知ったとのこと。
(小原)