藤岡陽子さん(文校修了生)の小説『晴れたらいいね』<光文社文庫>が原作のドラマが、テレビ東京開局60周年特別企画ドラマスペシャルとして放映される!3月30日(日)夜9時~11時15分/テレビ東京・テレビ大阪・テレビ愛知・テレビ北海道・九州放送など
★★★以下、【テレビ東京のHP】より<一部抜粋>―――
テレ東では3月30日(日)夜9時から、テレビ東京開局60周年特別企画ドラマスペシャル「晴れたらいいね」の放送を予定している。
原作は、自身も看護師の経験がある藤岡陽子の人気小説『晴れたらいいね』(光文社文庫刊)。仕事への活力を失った看護師の主人公が、1945 年のフィリピンの戦場で働く陸軍看護婦としてタイムスリップするところからドラマの物語がスタートします。戦時中で物資も少なく、死と隣り合わせの過酷な状況の中、原作タイトルの元となったDREAMS COME TRUEの名曲『晴れたらいいね』を歌いながら、希望を見失わず、仲間たちとともに強く生き抜こうとする姿を描きます。
≪ドラマ概要≫
放送日時
2025年3月30日(日)夜9時~11時15分
放送局
テレビ東京 テレビ大阪 テレビ愛知 テレビせとうち テレビ北海道 TVQ 九州放送
原作
藤岡陽子『晴れたらいいね』(光文社文庫 刊)
主演
永野芽郁
出演
芳根京子 萩原利久 藤間爽子 豊嶋花 富山えり子 うらじぬの 白本彩奈 宮澤美保 高橋努
倍賞美津子 吉行和子 江口のりこ 稲垣吾郎
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◆京都府在住の藤岡陽子さんは、1999年に大阪文学学校夜間部クラス、2006年に昼間部クラスにそれぞれ1年間在籍されています。在校生たちに選ばれて、『樹林』在校生作品特集号(00年9月号/Vol.427)に小説「白球の行方」(65枚)が載っています。
昨年3月、『リラの花咲くけものみち』(光文社)で第45回吉川英治文学新人賞を受賞されています。その小説は、北海道の大自然を舞台に獣医師を目指す若者たちの青春物語で、NHK土曜ドラマの原作となり、ドラマは総合テレビで今年2月1日から3週連続、土曜夜10:00~10:49の時間帯に放映されました。
★藤岡陽子さんの小説は以前にもよく、テレビドラマ化、映画化されています。≪以下、『小説宝石』23年8月号に収録されている「藤岡陽子クロニカル/全作品自作解説」を参照した≫
◎藤岡さんが30歳の時に入学した東京の看護学校をモデルにして、看護の理想と現実をリアルに描いたデビュー作『いつまでも白い羽根』(光文社文庫)は、18年4月に東海テレビ・フジテレビ系でドラマ化。
◎京都府の丹後半島を舞台に過疎地医療を題材にした『満天のゴール』(小学館文庫)は、23年9月にNHK総合でテレビドラマ化。
◎史実をもとに、明治時代に福井県で眼鏡産業を興した増永兄弟とその家族を描いた、挑戦と情熱と愛の物語『おしょりん』(ポプラ文庫)が映画となって、23年10月に福井市先行公開、11月には全国ロードショー。
●藤岡陽子さんは、今年2月15日(土)に持たれた特別講座に来校されました。【小説創作へのアプローチ――藤岡著『リラの花咲くけものみち』をテキストに】というタイトルのもとに、玄月さん(文校出身の芥川賞作家)、葉山郁生代表理事との間で2時間近く語りあい、会場を沸き立たせました。
(小原)