きのう(6日)、56名の新入生を迎え、2025年度春期の入学開講式。教室出席70名、Zoom視聴14名。文校修了生の朝井まかてさん、木下昌輝さんも新入生を激励!【まだ入学は受け付けています!】
大阪文学学校は昨日、春期の入学開講式【写真・①】をおこないました。
昨日時点で昼間部24名、夜間部11名、通教部21名で計56名の方が入学されています。進級生・継続生を合わせると、在校生総数は290名に迫ります。その他に、休学生が約80名。
56名の新入生のうち、教室での式に参加された方は東京<2名>・三重県熊野市からもあり26名。Zoomから式の模様を視聴された方は14名いて、そのうち春期新入生は新潟・千葉・東京・静岡・京都・広島・沖縄の7名、在校生は青森・愛知・山口・熊本などの7名。
小原政幸<事務局長>の司会で午後2時に始まった式ではまず、葉山郁生代表理事と細見和之校長の歓迎あいさつがありました。
【写真・①】
そのあと、文校特別アドバイザーを引き受けていただいている直木賞作家の朝井まかてさんが約20分間、話をされました【写真・②】。「いくら小説の話をしても、気持ちわるがられない場が文校である」「自分の体験をもとに書く場合、距離をとるために三人称で書いてみたら・・・・・・」などと話され、新入生の新たな門出を励まされました。
【写真・②】
第45回大阪文学学校賞授与のコーナーでは、受賞者9名全員に細見校長から賞状と賞金が手渡されました【写真・③/細見校長から賞状を受け取る小説部門本賞の間瀬翠さん<4月から夜間部・平野C>】。また、全員から受賞スピーチを受けました。
<受賞作>や<受賞の言葉>、6名の選考委員による<選評>などは、5月下旬発行の『樹林』本誌(6月号)に掲載されます。
【写真・③】
プログラムは進み、出席されたチューター10氏(名倉弓子<新任>、佐伯敏光、谷良一、近藤久也<新任>、津木林洋、高田文月、平野千景、美月麻希、須藤薫子<新任>、平居謙)から新入生への励ましの言葉をいただきました。
なお、大西智子チューターと西井隆司チューターから事前にいただいていたメッセージも読み上げられました。
チューターあいさつの最中に、4/5文校ブログで予告してありましたが、『愚道一休』(集英社)で第10回渡辺淳一文学賞を受賞したばかりの文校修了生・木下昌輝さんが教室に現われました。登壇してもらい、文校時代のことをほんの数分話していただいた【写真・④】あと、この度のビッグな受賞を祝して、大きな拍手の中で文校から花束を贈呈しました。
【写真・④】
休憩をはさんで、学生委員会による活動紹介と勧誘がありました【写真・⑤】。更に、受付で配布の<春期入学者クラス名簿>をもとに新入生紹介、事務局3名(小原、真銅孝、角田美千代)のあいさつがありました。
【写真・⑤】
入学開講式に出席されていた新入生、在校生、チューターの皆さんのほとんどが教室に残り、午後4時45分から7時前まで、飲食付きの交流会をおこないました【写真・⑥/乾杯の音頭は平居・通教部チューター】。50本近く用意していたビール中瓶がすべて空いてしまうほど大盛り上がりでした。
新入生全員に、マイクを通して〈入学にあたっての一言抱負〉を述べてもらいました。
【写真・⑥】
◆交流会の傍らでは、朝井まかてさんの長編『青姫』(徳間書店/2,000円+税)と祥伝社文庫『ボタニカ』(祥伝社/1,180円+税)の販売・サイン会をおこないました。【写真・④/机に座って著作にサインする朝井さん<手前>と木下さん】。事務局で準備していた20冊ほどを買い上げてもらいました。
木下さんは、朝井さんともども出演した、昨年の11/16文士劇公演≪放課後≫のパンフレットを、サイン入りで販売していました。一部2,500円でしたが、10冊ほど売れました。
【写真・⑦】
◆交流会の盛り上げに一役買ったのは、今春再入学した古藤さん(通教部/島根県松江市出身)の“安来節<やすきぶし>どじょうすくい”【写真・⑧】。以前在籍していたとき、2004年12月の文学集会で披露したときと比べて腕前は落ちていませんでした。大きなザルと腰に下げる小さなカゴを、20年間大事に保管していたとは、恐れ入りました。
【写真・⑧】
(小原)