金時鐘さんの回想記が第42回大佛次郎賞を受賞
朝日新聞社主催の第42回大佛(おさらぎ)次郎賞に、金時鐘(キム・シジョン)さんの回想記『朝鮮と日本に生きる――済州島から猪飼野へ』(岩波新書)が選ばれ、12月20日の朝日新聞・朝刊【画像】等で発表されました。同紙には、あわせて選考委員5氏(宇宙物理学者・池内了、作家・佐伯一麦、法政大学総長・田中優子、朝日新聞本社元主筆・船橋洋一、哲学者・鷲田清一)の選評も掲載されています。
文校の特別アドバイザーにくわえ、小野十三郎賞の選考委員も務めていただいている金時鐘さん。まことに、おめでとうございます。
文校事務局としては、回想記(860円+税)が刊行された今年2月中旬、出版元の岩波書店から100冊ほど取り寄せ、すべて売りつくしました。このたびも冬休み明けの1月10日頃、50冊直接取り寄せる段取りでいます。ひとりでも多くの文校生に読んでいただきたいと思います。
金時鐘さんの文校での“詩の連続講座【実作演習】”は、来年2月20日(土)を予定しています。
次のような過去の“文校ブログ”で金時鐘さんのことを取り上げています。
2015年2月13日文校ブログ
15年2月21日文校ブログ
15年2月23日文校ブログ
15年8月8日文校ブログ
(小原)