7日(一昨日)「金時鐘さんの第42回大佛次郎賞受賞を祝う会」盛大に!
大阪文学学校と朝日新聞社の共同主催で、7日(土)午後4時から中之島フェスティバルタワー12階でおこなわれた「金時鐘さんの第42回大佛次郎賞受賞を祝う会」(第1部)には、会場ほぼ満席の160名の参加がありました【写真・上】。
「祝う会」は葉山郁生・一般社団法人大阪文学協会代表理事の司会で進められ、細見和之・大阪文学学校校長、鈴木まゆみ・朝日新聞大阪本社編集局長補佐、文芸評論家・倉橋健一さんの順で“お祝いのことば”が述べられました。つづいて、金時鐘さんに登壇いただき、大佛賞受賞の“記念講演”をおこなっていただきました。87歳という齢を感じさせない、よどみなく熱っぽい50分の講演に参加者は感銘を受けていました【写真・中】。
6時からは、同じフェスティバルタワー2階のビアホールに場を移し、第2部の「祝賀パーティ」。こちらにも満杯の120名の参加。細見校長の司会のもと、まず歌人の道浦母都子さんに乾杯の音頭をとっていただきました。ときどき歓談の時間をはさみながら、受賞作を担当した元岩波書店編集者の平田賢一さん、金さんが兵庫県立湊川高校で教鞭をとっていたときの同僚・登尾明彦さんなど10数名が次々にスピーチをされました。
パーティのなかほどでおこなわれた、パギやんこと趙博さんのギターとハーモニカによる“ライヴ&トーク”はエネルギッシュで会場を圧倒しました【写真・下】。また、高田文月・文校チューターとそのクラスの女性2名による、金さんのそれぞれの詩集からの“詩の朗読”には静かに聴き入っていました。
最後にマイクを持った金さんは、参加者への感謝のことばを述べられ、これからも精力的に書くことに取り込む旨を披露されました。
(小原)