春期新入生、2人誕生。北海道札幌市と大阪府高槻市から。
今春3人目、4人目となる新入生は、ともに50歳代女性で、通信教育部・小説クラスへ。
お二人の入学申込書“入学のきっかけ・書きたいテーマ”蘭には、次のように想いがあふれていました。
【札幌市の方】
「数年前から小説を書き始めました。現在五十八歳と若くはありませんが、プロになりたいと思っています。小説講座に数ヶ月通い、今は仕事の傍ら、小説を書いて各賞に応募していますが一次選考にすら通りません。上達のコツ、書く仲間と刺激がほしいと思い入学を決めました。
尊敬する田辺聖子氏もここで学んだと知り、是非ここで学びたいです。書きたいのは、自分と同年代の女性の苦悩や日常です」
【高槻市の方】
「御校の名前は、田辺聖子さんのエッセイで、たぶん二十年以上前から存じあげておりました。雲の上の学校だと思っておりました。けれども、昨年さまざまに応募し、全て一次選考も通過しない状態で、途方にくれて(ふてくされて)いたとき、無理だと思っていた御校をふと思い出したのです。
問い合わせに丁寧にこたえていただいたあと、樹林と文校ニュースを拝見したとき、何かが、湧きおこったような気がします。
小説とは私にとって、慰め、奮い立たせ、いろいろな人生を体感し共鳴させてくれる存在です。いつの日か、まぁ、年齢もありますので、できるだけ近い将来、私の書いたもので、共鳴いただけるような、そんなものを書きたいと、最後に大口を叩かせていただきます」
(小原)