大和郡山市で、1月8日から展示企画【大和郡山の文学空間~小野十三郎と川崎彰彦が生きたまち~】
上の展示企画を中心的にになっているのは現在、京都府精華町にお住いの鵜飼雅則さん。電話とメールで連絡を取ってこられ、文校に展示企画にかかわるたくさんの資料を持参してあらわれたとき、初対面だったにもかかわらず、その話の熱っぽさにほだされた。小野十三郎さんや川崎彰彦さんについての薀蓄もさることながら、鵜飼さんが中学2年まで過ごした“三池炭鉱”についての話は、知らないことだらけでとても興味深かった。1年半前に大阪の2カ所で「炭鉱の記憶と関西--三池炭鉱閉山20年展--」開催に尽力し、その企画をもとに大部の書物『炭都と文化』に結実させている。下世話なところでは、三池工業高校を甲子園で優勝に導いた原・巨人監督の親父(のちに東海大相模高や東海大の監督)の話も聞けた。親父は、高校の教職員ではなく、炭鉱会社の社員だったとは意外だった。ボランティア的にかかわっていたのだろうか。
今回の企画展に少しでも協力できればと、文校事務局に保管されている昔の小野さんの写真を数点貸し出した。僕の息子が本格的に甲子園を目指す野球をやらせてもらった高校のある大和郡山の地での催しでもあるので・・・・・・。
(小原)