新刊紹介☆山口春樹さん(通教部休学中)科学詩『いのちの渚』(土曜美術社出版販売)
1938年生まれの山口春樹さんは、理学博士で科学者。大阪府茨木市在住。
大阪文学学校には、2002年10月からずっと、おもに通教部/詩・エッセイクラスに在籍。その間に、このたびの科学詩『いのちの渚』をふくめて詩集3冊、随筆集1冊、短篇集2冊を上梓しています。そのうち、詩集『象牙の塔の人々』は、第11回小野十三郎賞特別奨励賞を受賞されています。
『いのちの渚』の<あとがき>の冒頭は次のように記されています。
【ふだん気にとめることのない人の世の諸事も、科学的に見てみたりまわりの自然と対比させたりしてみると、認識を新たにすることがある。そんなときふと詩情をおぼえ、そのまま忘れてしまうのが惜しい気がすることがめずらしくない】
(小原)