午後4時に、玄月(げん・げつ)さんをお招きしての公開・特別講座ははじまった。司会は、葉山郁生・大阪文学協会代表理事。参加者91名、うち一般・OBは13名。
玄月さんの話は、あらかじめの演題が「小説の作られ方――短編小説を読みとく――」であったように、ある女性作家の短編を、視点のあり方、情報の出し方などの点から丁寧にかつ深く読み解いていった。
およそ1時間20分の講義のあとは、会場との質疑応答。手の上がった10数名の質問に対する玄さんのそれぞれの回答は、会場の皆を充分にうなづかせるものだった。
終了したのは、予定を10分オーバーの午後6時10分。
(小原)