文校ブログ

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新刊紹介☆上山和音さん(文校修了生)児童小説『にじ姫さまのいるところ』(保育社)

子どもだけでなく大人向けでもある、LGBTをテーマとした連作短編集『にじ姫さまのいるところ』は、保育社刊で1600円+税。
大阪府の上山和音(うえやま・かずね)さんは、大阪文学学校夜間部に2008年10月から3年半在籍。『樹林』在校生作品特集号(10年12月号)に載った小説「M」で、第31回(10年度)大阪文学学校賞を受賞されています。

文校への献本に添えられていた、上山さんのお便りを紹介します(一部抜粋)。
――――LGBTの子どもたちが少しでも前向きに生きられるよう、そして、その周りにいる子どもや大人たちの理解が少しでも深まるよう、3年がかりで考え、書き上げた五つの連作短編集です。
――――とても難しいテーマで、また子ども向けに書くというのも難しく(性に関する問題なので)、当事者の方々にお話を聞いてプロットを練り、企画を通し、またプロットを練り、その後何十回となく書き直し・・・(略)・・・完成までかなり時間がかかってしまいました。

なお、出版元の【保育社のホームページ】では、次のように紹介されています。
――――多様性の理解を目的に、LGBTをテーマとした児童小説。障害者に関するバリアフリー教育は進められているが、LGBTについて子どもが知識を得られる場は少ない。性や恋愛を理解できる年齢になったら、その多様性と正しい情報を知らせることが、マイノリティを理解する心を育むことにつながる。

(小原)