新刊紹介☆朝井まかてさん(文校修了生で直木賞作家)『輪舞曲(ロンド)』(新潮社/1650円+税)
朝井まかてさんには、本を出すたびに“著者代送”というかたちでそれぞれの出版社から、文校図書室に著書を届けていただいています。きょう、新潮社から『輪舞曲(ロンド)』がとどきました。ありがとうございます。
『輪舞曲(ロンド)』の初出は、「小説新潮」誌上で2018年4月号から19年6月号まで隔月で計8回連載されていたものです。
朝井まかてさんは、2006年4月から大阪文学学校・夜間部に1年間在籍、その後1年間休学。在籍中、「われら、勝手につき」が『樹林』在特号(06年12月号)に掲載される。
14年、『恋歌(れんか)』で第150回直木賞、『阿蘭陀西鶴(おらんださいかく)』で第31回織田作之助賞。16年、『眩(くらら)』で第22回中山義秀文学賞。17年、『福袋』で第11回舟橋聖一文学賞。18年、『雲上雲下(うんじょううんげ)』で第13回中央公論文芸賞。19年、『悪玉伝』で第22回司馬遼太郎賞を受賞。
朝井まかてさんには今春、以前からの金時鐘さんと並んで大阪文学学校特別アドバイバーに就任していただきました。その“お披露目”が、4/12に予定されていた入学開講式上での30分間の“激励講義”だったのですが、残念ながらコロナ禍のために流れてしまいました。
代わりに、今度の6/28通教部スクリーング冒頭で40分間の全体講義をしていただけることになっています。コロナの終息を念ずるのみです。
(小原)