祝★相田澄子さん(文校修了生/94歳)が、第1回 「文芸思潮」 短歌賞の優秀賞受賞!
この喜ばしい受賞のことを知らせてくれたのは、5月2日文校事務局にかかってきた電話でした。声の主は、「文芸思潮」 短歌賞の優秀賞を受賞されたご本人ではなく、娘さんの典子さんでした。
典子さんの声はよく覚えていて、かつててそのもとで学んだ何人かのチューターの消息などで話が弾みました。以前の「学籍簿」を繰ってみると、2000年代、大阪府松原市の相田さん親子は、典子さんが9年、澄子さんが7年、昼間部でほぼ同じクラスに在籍されていました。
連休明けの7日には、典子さんから便箋3枚にびっしりの、在校時クラスメイトだった人たちのことにも触れたお手紙をいただきました。
それによると、「(今年94歳の)母親は5、6年前から短歌を我流でやり始め、様々な出版社に応募しておりました。・・・・・・大阪文学学校には十年近く通いましたが、母親にとってその頃が一番楽しく幸せな期間だった、と常々申しております」とのことでした。
『文芸思潮』第76号(6/25発行予定)で発表される受賞作は、
「老母(おいはは)の膳に湯気たつ采(さい)の鉢(はち) 魚の骨も抜きくれてあり」
(小原)