昼・夏当クラス(メーリングリスト)、夜・西井クラス(Zoom)はまず「自己紹介」から
今日(金曜)の昼間部は、本科・小説・夏当クラス(13名、うち新入生3名)のみ。
夜間部は、本科・小説・西井クラス(11名、うち新入生4名)と専科・小説・尼子クラス(11名)。
◎夜・西井クラス【写真】は、ビデオ会議アプリのZoomをつかって、自己紹介をおこない、組会の進め方や各人の作品提出スケジュールを決めました。
◎夜・尼子クラスは通教部方式をとることになっていて、明日にでもチューターあて
作品を送ることができます。
◎昼・夏当クラスは、すでに全員の自己紹介文がメーリングリストを利用して各自に届けられています。
事務局にも届けられましたので、目を通してみました。書くことの、あるいは人生のあらたなスタートということで、胸に響くものばかりでした。そのなかで、お二人の「自己紹介文」を抜粋のかたちで紹介します。 (小原)
◆夏当紀子(チューター)◆
・・・・・・みなさんに得意なことをお話しくださいとお願いしました。それなのに、自分の得意が出てきません。毎回違う味で同じ料理が作れます。これは単にレシピ通りにしないズボラなだけとも言えます。年齢を重ねても抜けてるところばかりでしっかりしてないので、ご迷惑をかけることが多々あるかと思いますが、夏当クラスで出会う人たちがいつもほんとうにいい人で、何よりもそれが自慢です!
直接会えなくて残念ですが、その体験も逆に楽しんでいけるクラスでありたいと思います。
ここは学校です。すなわち、出来なかったり、失敗したり、恥をかいて当たり前。書く努力、読む努力を精一杯して、互いに高め合いたいと思います。人と比べないこと。そして、どのような作品でも誠実に読んでください。「好みじゃない」等の発言は禁止です。好みにかかわらず、知らなかった世界を知ることに価値をおいて、自分を開いていってください。皆さんと共に勉強できる幸せを感謝します。よろしくお願いします。
◆油谷紘明(1.5年生)◆
・・・・・・夏当先生やクラスの皆様と、顔をみながら話ができなくて残念です。雑談は楽しいですからね。新型コロナは私たちの日常まで変えてしまいました。私はすっかりコロナに負けています。人と接触してはいけない、集まってワイワイやる、バーで一杯飲む、そういうことをとめられているからです。以前にもどるのは、薬やワクチン次第なのでしょうが、年寄りや基礎疾患がある人にとって、このウイルスは油断ならないといいますから、もどっても風景が少し変わってくるように思います
温室効果ガスは人間の移動の減少できっと少なくなっているでしょうし、観光客が減ったタイの浜辺にジュゴンの大群れが現れている、ウミガメの産卵も多く見られる、と今日の夕刊にでていました。まさに人類の不幸は野生動物の幸福なのです。この地球を生命体に見立てれば人類というウイルスがはびこって悪さをしているわけで、その報いをうけているように思います。
「大災害は、それがなんであれ、事物の虚飾を剥ぎ取って、その本質を明らかにするものだ」とは小田実の言葉ですが、こんどのパンデミックもまさにそうですね。阪神タイガースやカラオケは虚飾だったんでしょうね。生きるのに基本的なものにはあまり関係がなかったのでしょう。では我々の文学学校はどうでしょうか? 皆様とこういう議論をしたいですね。