『樹林』在特号、応募締め切る。小説部門に36編、エッセイ部門に11編、詩部門に11編。
朝井まかてさん(直木賞受賞/文校特別アドバイザー)や木下昌輝さん(直木賞に3度ノミネート)、馳平啓樹さん(文學界新人賞受賞)、藤岡陽子さん(5月末に書き下ろしで長編『金の角持つ子どもたち』(集英社文庫)を刊行)らもかつて載ったことがあり、応募から選考・編集まですべて学生委員会が仕切る『樹林』在校生作品特集号。その11月号に向けて、今日10日(土曜)の昼3時、作品の応募が締め切られました。
【写真】は、仕分けられた応募作品の山を前に、応募作品リストや選考委員名簿作りに励む学生委員会のメンバー。【右から】南成彦さん<通・大沢クラス>、上田雄己さん<夜・高田クラス>、北上千隼さん<昼・大西クラス>、高橋諒さん<夜・青木クラス>。午前10時からずっと、封筒詰めまでの作業が今もつづいています。
応募状況について、学生委員会・在特部キャップの北上さんから知らされた情報を以下に記します。
◆小説部門・・・今回36編〔21年1月・28編/20年7月・27編/20年1月・31編/19年7月・33編〕
◆エッセイ部門・・・今回11編〔21年1月・6編/20年7月・11編/20年1月・6編/19年7月・11編〕
◆詩部門・・・今回9名11編〔21年1月・16名24編/20年7月・16名24編/20年1月・8名11編/19年7月・10名15編〕
◆表紙部門・・・今回3名〔21年1月・1名/20年7月・4名/20年1月・1名/19年7月・2名〕
今回も応募数は多く(とりわけ小説部門)、『樹林』11月・在特号に載るのは、狭き門になりそうです。
コロナがなかなか収束しない中にもかかわらず、選考委員や作品応募数が減るということはありませんでした。逆に増えました。それもこれも、北上キャップや上田学生委員長をはじめとした学生委員会の皆さんが手分けして、通教部スクーリングや昼・夜間部の教室ゼミにじかに足を運び、またZoomゼミにもおじゃまして、PRにこれ努めたからだと思います。
『樹林』在特号の発行・活用は、文校のカリキュラムにも組み込まれているように、文校活動の紛れもない一つの大きな“舞台”です。
コロナ情勢に押しつぶされることなく、在特号の11月発行へ向けて、確かな一歩を踏み出すことができました。
★小説部門の1次選考(在宅選考)の選考委員は各クラスから、33名の方に引き受けてもらっています。その33名には、応募36作を4つのグループに分けたうえで、そのうちの一つの作品群(4百字詰めおよそ総計400枚)を明日、北上キャップらが南郵便局に運び込むことになっています。8月3日(火)が、「小説部門1次選考採点表」の締切です。そこで原則、4グループそれぞれ上位3作品を選びます。
2次選考会は、8月29日(日)に、8名によってZoomで選考し、『樹林』11月・在特号の掲載作を決める予定です。
★1度だけで選考するエッセイ部門と詩部門の選考委員はそれぞれ、6名と5名の方に引き受けてもらっています。計11名の方には、応募作品を明日郵送します。
エッセイ部門と詩部門の選考会は別々に、8月22日(日)におこなわれます。エッセイ部門、詩部門それぞれ6名と5名によってZoomで選考し、『樹林』11月・在特号の掲載作を決める予定です。
各選考委員の皆さん! コロナと暑さにめげず、がんばって読んでしっかり審査してください。
(小原)